【生産総合職】「実習で見た、あの光景を減らしたかった」社会福祉学部から新卒入社|神戸工場・仕分課

「福祉を学んできた。でも、福祉の現場に進むことだけが選択肢だろうか」
そう迷っていませんか。
社会福祉士・介護福祉士を目指して学んだ佐野さんは、いま2022年に稼働したナリコマの食品工場・神戸セントラルキッチン(以下、神戸CK)の仕分課で、パートスタッフの人員配置も担当しています。
「実習で見たあの時の光景を、減らしていけると思ったんです」
進路を決めたのは、大学時代の施設実習でした。入社5年目の佐野さんに聞きました。
この記事でわかること
- 福祉を学んで食品工場を選んだ判断の根拠
- 手を動かさない仕分課のマネジメント業務
- パートさんとの関わりで悩んだ経験と、その解決の仕方
プロフィール
佐野 歩美:製造本部 神戸工場 仕分課/2022年新卒入社
公立長野大学 社会福祉学部 社会福祉学科を卒業し、稼働1年目の神戸CKへ新卒第1期として入社。社会福祉士・介護福祉士を目指して学び、施設実習で見た食卓の風景をきっかけに製造職へ。現在は仕分課でパートスタッフの人員配置を担当し5年目。人と話すことが好きで、迷ったら周囲に相談する人。
※生産総合職とは:ナリコマグループの生産総合職は、医療・介護施設向けのお食事を全国6つのセントラルキッチン(関東・中部・大阪・神戸・広島・九州)で製造する職種です。配属先は加工課・介護食製造課・調理課・包装課・仕分課のいずれかです。
施設実習で見た食卓が、進路を決めた
――福祉を学んで、なぜ食品工場だったんですか?
「大学の施設実習で衝撃を受けたんです。現場のスタッフが食事を細かく刻むのに苦労していて、高齢者の方は美味しそうに食べていない。あの時に見た現場の苦労を、少しでも減らせる仕事がしたいと思いました」
――福祉職に進む道は考えなかったんでしょうか?
「視野に入れましたが、福祉職の働き方や待遇にも迷いがあって。でも、福祉を学んできたことを活かしたい気持ちは消えなかったんです。食べることも好きだったので『福祉×食×関西』で検索しました。出てきたのがナリコマで、『こんな会社があるんだ』と衝撃でした」
――最後まで迷った会社はありましたか?
「福祉機器を扱う会社の営業職です。人と話すのは好きでした。それでも頭から離れなかったのは、大学実習で見たあの食卓の風景で。食事をつくる側に行きたいと思いました。神戸CKはソフト食(やわらかく調理した食事)に特化していて、実習で見た光景にいちばん近い職場だと思ったんです。関西で、新しい場所で一から始めたいという気持ちもありました」
「無言で黙々」ではなかった、仕分課のマネジメント
――いまの仕事内容を教えてください。
「神戸CKの仕分課です。自分が手を動かすというよりは、ラインが滞らないようにパートさんの人員を配置するマネジメントが中心です。その日の時間帯に合わせて配置を考えて、自由に動き回りながらコミュニケーションを取る仕事です。私は人と話すのが好きなので、こっちの方が合っているなと思いました」
――入社前のイメージと違ったことはありますか?
「製造職は『無言で黙々と作業するもの』だと思っていました。黙々とやる作業もありますが、スタッフの方と意思疎通で話す機会はたくさんあって、社員とパートさんも話します。無言で黙々というイメージは、全くありません。和気あいあいとしています」
パートさんとの関わりに、悩んだ時期もあった
――しんどかったことは?
「注意しても聞いてもらえない方がいて、悩んだ時期がありました。ただ、上司や周りの方に相談したら、私ひとりで対応するのではなく、他の方からも言ってもらう形にしてくれて。自分だけで抱え込まないことが大事だと思いました」
――この仕事のやりがいは、どこにありますか?
「実習で見たのは、施設のスタッフさんが食べ物を刻むのに苦労している姿でした。その工程を工場側で引き受けられるので、あのとき感じた思いを減らしていけるのかなと思っています。近々ミキサー食のラインが増えるので、次はその仕分けに携われたらと思っています」
福祉を学んでいる就活生へ
――福祉を学ぶ学生に伝えたいことは?
「福祉を学んできたことは、支える側だけでなく、つくる側でも活かせると思います。福祉と食の両方で会社を探す人は少ないと思うので、こういう道もあると知ってほしいです。介護食を実際に食べてみられる機会があれば、行ってみるのがいちばん早いと思います」


