キャリアを描くために企業ができること
こんにちは。
ダイバーシティ推進室の櫻井です。
前回は、ナリコマでの働き方について書きました。
その中で「どんな働き方がしたいか」キャリア形成についても少しふれました。
今回は、キャリアを描くってどういうことなのか。
そもそもキャリアって?について書いてみたいと思います。
「キャリア」と聞いてイメージするもの
皆さんは、「キャリア」と聞いて何をイメージするでしょうか。
もちろん人それぞれではありますが、
よく聞かれることの一つに、「キャリア=仕事」として捉えている方が多くいらっしゃると感じます。
そしてまた、管理職になることがキャリアだとも私は思っていません。
例えば。
高い知識やスキルをもち、バリバリ働くことがキャリアを積むこと。
本当にそれだけでしょうか。
もちろん、これもキャリアの一つではあると思いますが、
私がいつもお話する中でイメージする「キャリア」とは、
仕事だけでなくライフの部分も含めた人生まるっと全部です。
(とっても大きな枠ではありますが💦)
仕事もライフもきれいに分断できるものではなく、お互い関係し影響しあっていると感じているからです。
これは、私の経験やキャリアコンサルタントという職種柄もあってかもしれませんが、
キャリアを考えるうえでも積むうえでも、様々なものが影響しています。
私自身、今の仕事は出産する前とは全く異なる職種です。
出産育児を経て、その経験も今の仕事につながっているので、
より、そうした考えになるのかもしれません。
キャリアを描くということ
では「キャリアを描く」とはということでしょうか。
自身の人生において、こんな人になりたい。こんな風に生活していきたい。過ごしていきたい。
等々。
いろいろあると思いますし、人それぞれ思い描く世界があると思います。
では働くうえで、どんな風に働きたいか。
3年後、5年後、10年後…どんな風に働いていたいか。
考えたことはありますか?
これは正直、なかなか難しいと思います。
変化も激しい時代の今、10年先がどんな世界になっているのか。
働き方も大きく変わっているかもしれません。
ただ、考えてみる。もしくはこんな働き方はしたくないな。と想像してみる。
まずはそんな一歩から自身の働き方を想像してみるのもいいかもしれません。
キャリアパスを示すということ
とはいえ、何をどう想像するの?
と思いますよね。
だからこそ企業ができること、示す必要があるものがあります。
「キャリアパス」です。
何年経ったら。何を経験したら。何ができていたら。
どうなっている?
こんなことを任せたいと思っているよ。
こんな役割があるよ。
その先にこんなポジションもあるよ。
等々。
企業として、組織の中でのキャリアパスを示すことでイメージしてもらうことができます。
それにあわせて企業側は、
どうなってほしいと思っているか。
どんな期待をしているか。
そんなことも対話を通して伝えていくことが大切です。
キャリアを描くためには、個人で考えることも必要であり、企業が伝えることも必要。
そうした意識や文化をつくっていくことも企業として重要なことだと考えています。
だからこそ、企業として様々なキャリアパスを示すとともに、そこに正解があるわけではなく、
人によって様々だということも知ってもらい、描いてもらうための機会をつくっていくことが大切だと思っています。
また今回、ゲストトークでこのような話を伺いました。
動画でも発信していますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。
【DIVERSITY GUEST TALK1】キャリアを描いてもらうために企業ができること