持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年国連で採択された「2016年~2030年までの15年間で世界が達成すべきゴール」を表したものです。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
SDGsが提唱されるより前の2004年から、ナリコマではセントラルキッチンによる大量仕入れ・大量調理による資源・エネルギー・人的資源の有効利用に取り組んでいました。時代に先駆け導入した仕組みに対し、業界では型破りな企業として認知されていましたが、今ではパイオニアとしての地位を確立しています。
今後も、製造拠点となるセントラルキッチンでは環境負荷軽減に注力し、社員に向けてはダイバーシティを中心に取り組んでいきます。
顧客側での加熱作業が不要な商品の開発
製造元であるセントラルキッチンで一括加熱することにより、食品の安全性を担保。サテライトキッチン(顧客側厨房)においては、非加熱で食事提供できるため各所での使用電力の削減につながります。
蒸庫調理による水・エネルギー使用量削減
※料理方法を大鍋調理から蒸庫調理に変更すると、大量の水を削減できます。
同一パック化に伴うパック数削減によるフィルム使用量の削減
※サラダとドレッシング、魚とタレといった組み合わせで使用する商品を同一パックで包装し使用フィルムの削減に努めています。
食品ロス削減(製造量=出荷量への調整)
※発注データに基づき、A施設に今日は20食、明日は18食と、1食単位で変更できます。必要な食事を過不足なく提供できるため、食品ロスの削減につながります。
2022年稼働予定の神戸工場の取り組み
・先端技術導入によるエネルギー効率の改善
・製造改善・先端機器導入による省人化
管理職の男女比率改善
2021年・2022年度の2年間で、管理職登用者の女性の割合を、ナリコマエンタープライズは50%、ナリコマフードは20%以上にしていきます。また、次世代の管理職層となる係長級登用者の女性比率をナリコマエンタープライズ60%、ナリコマフード30%、ナリコマホールディングス70%以上としていきます。
管理職向けイクボスセミナーの実施
仕事と家庭を両立し、性別などに関係なく個々の能力を最大限発揮できる風土づくりに取り組んでいます。全管理職に対し、ダイバーシティの理解深化を促し、マネジメントの実践に役立つ研修を行っています。
育児・介護などと仕事を両立するための人事制度の利用促進
性別に関係なく、育児や介護、病気など生活環境の変化があった際も仕事を続けられるよう、サポートできる人事制度を整え利用の促進を図っています。
衛生委員会など各会議体、各セクションを通じた時間外労働の削減と生産性向上への取組み
Web会議やテレワーク利用による移動エネルギーの削減
※Web会議は2013年から積極的に利用しています
ICT促進により紙使用量を削減
ゴミ分別による資源のリサイクル
環境配慮型PC導入による電気エネルギー量の削減
WEBセミナー、WEB商談の推進
タブレットなどIT化による紙使用量の削減