——対談から見えた企業の進化と意識変革
2025年、大阪・関西万博に出展したナリコマグループ。
「未来のおいしいをつくるのは、だあれ?」という問いを掲げたこの試みは、
企業の存在意義や社会的価値を想いで伝えることの意味を、
私たち自身に問い直す機会となりました。
そして誕生したコーポレートスローガン「ALL for ONE SPOON.」。
この言葉が象徴するたった一さじの食事に込める覚悟には、
未来に向けた進化の気配が漂います。
そんな進化の気配を、山岡タケルと北窓佐和子の対談からひもときます。
「外を見る」ことから始まった、価値の再定義

「業界外の方との対話の機会が増え、
自分たちのことが初めてよく見えるようになった」
と、山岡タケル。
医療・介護福祉業界に深く根ざした事業だから、外から見ると説明がむずかしい。
けれど、人手不足により手づくりの食事が提供できなくなっている社会の現実を話すと、「ナリコマの事業は、食の社会インフラを支えているんですね」と相手の表情が変わります。
業界の「便利なサービス」から、社会の「なくてはならない存在」へ。
自社の価値が、外からの視点によって再定義されていく体験でもありました。
「ALL for ONE SPOON.」深い共感でつながる、選ばれる企業へ

万博を機にリニューアルしたコーポレートサイトでは、
新たなスローガン「ALL for ONE SPOON.」を掲げました。
「ブランディングとは、共感の仕組みである」
そう定義するのは、北窓佐和子。
「便利ですよ、ではもう選ばれない。
なぜあなたの会社から買いたいのか。
その理由を、共感で伝えたかったんです」
共感を生み出すには、“感情”と“ロジック”の両輪が必要で、
スローガンにはその力があります。
ALL for ONE SPOON.
一食の中の、たった一さじ。
それが、誰かにとってのさいごのごはんかもしれない。
だからこそ、
製造・物流・営業・厨房支援に詰まった、
たった一さじを支える、見えない仕組みのすべて。
ナリコマのすべてが、その一さじのために動いています。
進化は、まだ始まったばかり。
共感は、記憶に残り、ブランドを心に刻む力になる。
万博出展は、ニッチなBtoB企業が社会に語りかける存在へと踏み出す、
ターニングポイントでした。
それは、自分たちの存在意義を語る勇気であり、
ナリコマという会社が、次のステージへ進むための進化の着火点となりました。
ナリコマのこれからは、
「ALL for ONE SPOON.」の言葉とともに、未来へ進んでいきます。
