ジャーナルJOURNAL

目の前を変えるのではなく、未来へと超えていくために

目の前を変えるのではなく、未来へと超えていくために

—— DXの未来が描く、持続可能な“ひと”中心の変革

「DX」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
最新のツール、業務効率化、デジタルシフト、そんな便利な手段を取り入れることかもしれません。
けれど、私たちナリコマが見つめるDXの本質は、そうした手段のその先にあります。

今回の対談では、ナリコマグループの山岡タケルと砂本吉隆が企業のDX戦略を語り合いました。

テーマは「業務を変えること」ではなく、「経営そのものを進化させること」。
そして、DXの中心にあるのは、いつも“ひと”でした。

「トランスフォーメーション」とは、“業務がなくなる”ことかもしれない

「極端な話、業務そのものがなくなる。それがDXのゴールのひとつかもしれません」

そう語るのは、デジタルマーケティング部門で現場の言葉と経営の視点をつなぐ山岡タケル。
DXを「便利なツール導入」として捉えるのではなく、
経営そのものの構造を問い直す“変革”だと明言します。

医療・介護福祉業界では、「効率化」「省力化」がDXの目的として語られがちです。
しかしDXの本質は、単なる効率化ではなく「ひとがこの社会でどうあるべきか」なのかもしれません。

たとえば、施設で働くスタッフが目の前の業務に追われるのではなく、
ひとにしかできない時間、つまりご利用者と向き合う時間や対話の時間を取り戻す。
そのために業務の構造ごと変えていく。
一つひとつのDXとひとの手の積み重ねが、医療の質・QOL向上へとつながっていきます。

目の前のことを「変える」のではなく、未来を見据えていまを「超えていく」。
DXとは、目の前のことだけにとらわれない未来を見据えた戦略なのです。

“すごろく”のように描く、DXという物語

「DXには物語が必要なんです」と、砂本。

「どこに向かって進んでいるのか」
「今、自分たちはどの地点にいるのか」

DXは短距離走ではなく、経営の長い道のりを共に歩むすごろくのようなもの。
次のマスは、進んでみないと見えないこともある。
途中でルートを変えることもあれば、仲間を増やすこともある。
でも、「ゴールの姿」を共有しているからこそ、迷わず進める。

ビジョンやストーリーを大切にすることで
DXを持続的な経営戦略として活用することも可能となっていきます。

外に見せていくことで、仲間が集まる

「DXの取り組みって、見せたほうがいいと思うんです」
砂本の言葉に、山岡も頷きます。

改革のプロセスを発信することで、共感が生まれ、仲間が増えていく。
それは、企業にとっての「信頼資産」となり、
働くひとやパートナー企業との新たな出会いにつながります。

たとえば、「うちの施設でもこんな取り組みを始めたんです」とSNSで発信する。
まだ完成していない状態でこそ、応援してくれる人が集まる。
外部の力を巻き込むことで、あらたな可能性が広がることがあるかもしれません。

DXは、「ひとを大切にする未来」の入口

DXは、単なるデジタル化でも業務改革でもありません。
それは「ひとの暮らし」や「働きがい」を見つめ直し、
企業の存在意義を深く掘り下げる挑戦でもあります。

「変革の中心に、いつも“ひと”がいる」

テクノロジーにできることと、ひとにしかできないこと。
その境界線を見極めながら、未来の“はたらく”を形にしていく過程こそがDXだとナリコマは考えます。

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