ジャーナルJOURNAL

食から、経営を変えた病院がある。モダンホスピタルショウ2026出展を終えて

食から、経営を変えた病院がある。モダンホスピタルショウ2026出展を終えて

2026年7月8日から10日まで、
ナリコマは「国際モダンホスピタルショウ2026」に出展しました。

東京ビッグサイトの広々した会場に並んでいたのは、医療情報システム、AI、電子カルテ、院内業務を支えるさまざまなサービス。医療の未来を支える技術や仕組みが集まるなかで、ナリコマが向き合ったのは、病院における「食」のことでした。

まだ、言葉になっていない、課題

医療の現場で、食事は毎日続いていくものです。
当たり前の光景だからこそ、その大切さは時に見えにくくなります。
けれど、入院されている方にとって、食事は一日の区切りであり、からだを支えるものであり、気持ちを少し前へ向ける時間でもあります。

そして、その食事を届け続けるためには、厨房で働く人だけでなく、医療従事者や病院全体の運営を見つめる人たちの、たくさんの支えがあります。

今回の展示会では、給食の課題が、まだ十分に言葉になっていないことも感じられました。

「こんなサービスを探していた」と明確な目的を持って来られる方ばかりではありません。
セミナーに興味を持ったり、ブースの前で少し足を止めてパネルを見上げたり。きっかけは、そんなふとした接点からでした。

もしも、給食が止まったら?

でも、声をかけると、なぜ気になったのか、自院の状況や気になることを話してくださいました。
そうした対話のなかで、「委託会社の撤退が不安」「人手不足で今の運営を続けられるかわからない」「完全調理済み食品を検討しているけれど、まだ情報が足りない」といった声が見えてきました。

食事提供を、この先も安心して続けられるのか。
その不安は、表には出にくいけれど、お話しくださる皆さまの言葉の端々に存在していました。

頭の片隅にあっても、誰もが不安を口にするわけではありません。

だからこそ、私たちはサービスの説明からではなく、「もしも、給食が止まったら」という危機感をあえて言葉にすることから始めました。

どの部門がどんな課題を感じているのか。

栄養科だけでなく、事務、システム、建築や設計に関わる方まで、さまざまな立場の方が食の継続に関心を寄せてくださったことも印象的でした。

食がつづく、そして、医療もつづいていく

病院給食は、厨房だけの課題ではありません。
食をどう維持していくかは、これからの医療経営にとっても大切なテーマなのだと、あらためて感じる機会になりました。

ナリコマが届けたいのは、単なるお食事だけではなく、お食事、伴走サポート、デジタルをつなぎ、給食運営そのものを支える仕組みです。
現場の負担を少しでも軽くし、食事提供が続く状態を一緒に整えていくこと。
その先に、患者さまやご利用者さまの一食があります。

食から、経営を変えた病院がある。

その始まりはいつだって、目の前の患者さまの一食を大切にしたいという想い。

今回の出展は、終わりではなく入口です。
食を止めない仕組みを考え、実践していくこと。それが、医療を支えるちからになる。
ナリコマはこれからも、皆さまの声に耳を澄ませながら、ともに走り続けていきます。

山岡タケルnote
https://note.com/takeru_yamaoka/n/nbe5cc75b9ccf

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