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デジタルに任せるからこそ、人にできることがある。食を届け続けるための選択

デジタルに任せるからこそ、人にできることがある。食を届け続けるための選択

ナリコマは、給食づくりのデジタル化を早くから進めてきました。その出発点にあったのは、効率だけを求める考えではなく、働く人の負担を軽くし、人の手を本当に必要なところで生かしたいという思いです。

その気づきは、創業者・竹内が弁当店で働いた経験から生まれました。人とデジタル、それぞれのよさを生かすことが、食事を届け続ける力になる。私たちはそう考えています。

限られた条件でも、支えてくださるお客さまと、おいしさをあきらめない

物価高、エネルギー、人件費の高騰はとどまることを知らず、ナリコマが取り扱うサービスの価格改定を決め、お客さまにご理解をお願いするなかであらためて感じたのは、ナリコマだけで食事を届け続けることはできないということでした。日々の食事提供は、お客さまのご理解と支えがあって成り立っています。

だからこそ、私たちには、いただいた信頼に仕事で応える責任があります。お客さまが何に困り、何を必要としているのかを考えながら、食事を届け続けられる方法を探していく。その姿勢が、すべての出発点です。

食材費をはじめとするさまざまな費用が上がる中でも、おいしさや栄養を軽く扱うことはできません。日々の献立や食材の生かし方を工夫し、限られた条件の中でできることを探し続けることは企業の使命でもあります。

工夫とは、単に費用を抑えることではなく、食べる人にとって大切なものを見失わず、お客さまとともに食事提供を続けられる形を整えることです。目の前の条件が厳しいときほど、「できない」で終わらせず、どこに手を入れればよいかを考える。これまでも、その積み重ねが、食を支える仕組みを育ててきました。

デジタルに任せること、人にしかできないこと

この考えの原点には、創業者・竹内が弁当店を営んでいた頃の経験があります。

朝早くから米を洗い、野菜を切り、すべての作業を自ら担う日々。その中で、自分と同じ働き方を、ほかの人にもそのまま求めることはできないと気づきました。人の頑張りに頼り続ける仕事には、限界があります。

この経験が、給食づくりのデジタル化を早くから進める判断につながりました。繰り返し行う作業や、大きな負担がかかる作業はデジタルで支える。一方で、食べる人を想い、真心が伝わるように工夫することは、人が担う。デジタル化は、人の手をなくすためではなく、人の手を本当に必要なところで生かすためのものでした。

この考えは、現在のAI時代においても引き継がれています。

人に寄り添い、食を届け続けるために

医療・介護福祉の現場で食事を召し上がる方には、それぞれに異なるからだの状態や好みがあります。一律の食事だけですべての方に応えることはできません。

人の想いや技だけでは、届く範囲に限りがあります。仕組みがあることで、その思いをより多くの人へ、安定して届けられる可能性が広がります。

デジタル化によって目指したのは、人の手をなくすことではなく、人の手だからこそ届く心配りを残すことでした。私たちはこれからも、働く人が無理なく食を届け、食べる人一人ひとりに向き合える状態を仕組みで整えていきます。

▼タイトルデザインについて

今回のデザインは、現場で生まれる気づきを周囲を照らし出すライトで表現しています。暗がりの中に隠れた課題や気づきをそのままにせず、光でキャッチして周りへと伝播させることで、 改善の連鎖を生み出す意図を込めました。背景の暗い部分はまだ光が届いていない潜在的な課題を、白い部分は気づきによって積み重ねられてきた改善の歩みを表しています。現場の声に耳を傾ける仕組みと実績を描き出すことで、これからも一つひとつの気づきや声を大切にし、改善を続けていきたいという前向きな姿勢をイメージしました。さらにこのライトには、現場を支えるデジタルの仕組みという意味も重ねています。デジタルが業務を明るく照らして担うことで、人はまだ光が届いていない暗い部分へ注力していくことができます 。

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