ジャーナルJOURNAL

人を想う気持ちから、挑戦は始まる。変化を組織の力へ

人を想う気持ちから、挑戦は始まる。変化を組織の力へ

組織が大きくなると、一人の経験や判断だけで、すべての変化に応えることは難しくなります。だからこそ大切になるのが、過去の答えをそのまま守るのではなく、判断の根にある姿勢を組織で共有することです。

人を大切にし、できるところから動き、試した結果を次へ生かす。ナリコマがこれからも育てていきたい、挑戦のあり方を振り返ります。

人を大切にすることから、改善は始まる

ナリコマが受け継いでいきたいものの一つに、人を大切にする姿勢があります。

お食事を召し上がる方に、より良いものを届けること。お客さまとともに食事提供を続けること。そして、厨房や社内で働く人が、過度な負担を抱えずに力を発揮できる状態をつくること。そのどれか一つではなく、関わる人を見ながら仕事を考える姿勢です。

厨房の仕事には、細かな確認や判断が求められます。誰かの注意力や頑張りだけに頼り続ければ、間違いが起きたときの精神的な負担も、その人が背負うことになります。

現場ではかつて、検品作業にスキャナーを取り入れ、作業の負担を軽くするとともに、間違いが起こりにくい工程へと改めました。現場からは「ミスが減った」「わかりやすくなった」という反応が寄せられました。

人への想いを、具体的な改善へ変える。仕組みを変えることが、働く人を支えることにつながった一例です。

挑戦を、一人の判断から組織の力へ

ナリコマが大切にしてきたのは、完成形を待ち続けるのではなく、できるところから始め、確かめながら磨いていく仕事の進め方です。新しい方法は、動かしてみることで初めて課題が見えることがあります。始めることと、直し続けること。その両方を大切にしてきました。

一方で、事業が広がり、働く人や拠点が増えるほど、変化を捉える力や判断を、特定の誰かだけに委ねることはできなくなります。

変化を早く捉え、必要な仕組みに変える力を、特定の誰かに頼らず、組織全体で育てていく。それが、ナリコマがこれから目指す姿です。一人の答えをそのまま引き継ぐのではなく、それぞれの部署や現場が、誰のための取り組みなのかを考え、自分の役割から判断して動ける状態をつくることです。

ただ速く変えるだけでは、現場に無理やひずみが生まれることもあります。関わる人への影響を確かめながら、少しずつ、ありたい姿へ近づけていく。その姿勢も、組織で受け継いでいく必要があります。

人を大切にしたいという思いは、言葉だけでは文化になりません。動き、確かめ、次へ生かす。その判断を組織の力に変えながら、ナリコマは安心とおいしさを届け続ける力を育てていきます。

▼タイトルデザインについて
今回のデザインは、一人の小さな行動や判断、そして人を大切にする温かい思いが次へと広がっていく様子を「ドミノ」で表現しました。 ドミノのように、現場の小さな気づきや挑戦はすべ ての始まりです。しかし、時には途中で止まってしまうこともあります。今回のデザインには、その止まった瞬間に、特定の誰かの頑張りや注意力だけに頼るのではなく、前例をそのまま受け継ぐのではなく立ち止まり、それぞれの現場が取り組みについて自分事として考え、自らの役割から判断して動き出すこと、そのために仲間が駆け寄り、仕組みを変えて支え合う温かい姿を重ねています。人への想いを具体的な改善に変え、働く人を支えていく姿勢を込めました。また、整然と並ぶドミノは、バラバラになりがちな工程を共通の仕組みへとつなぎ直すプロセスを表しています。止まった原因を全員で見つめ直し、次に進む形へとブラッシュアップしていくプロセスを表現しています。

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