代表

今の時代の会社のあり方について

ナリコマホールディングス代表取締役社長 竹内です。 今回は、テーマを変更して「今の時代の会社のあり方について」をお伝えしてまいります。

今の時代において、考え方や仕事のやり方が昔とは随分と変わってきたと感じております。この会社ですと、以前は委託業務から出発したので、その経験が自分たちのパフォーマンスの主力となっていました。しかし、クックチルを活用した給食サービスを全国展開するようになった昨今、新たにさまざまな空気、時代の流れを感じながら育ってきた多様な人たちがナリコマに入ってこられました。かつてのお食事作りという視点から、ちょっと離れた全体的な視点で物を考えてくれる従業員が増えたように感じています。

転職が当たり前になった今の時代について、私は悪いとは思っていません。企業として魅力がなければ去られるのは普通のことであります。現在、ナリコマは中途採用者数が新卒採用者数よりも多く推移しています。中途採用が多くはありますが、業界の経験がないことはデメリットではないと思っております。長く一社に勤めれば、経験は積み上がっていきます。一方、転職し二社三社と経験することで視野が広がります。高い経験と広い視野をうまく融合させることができれば、新しい価値を生み出せる企業として成長していくことができるでしょう。

さまざまな積極的かつ革新を経て、ナリコマの規模は年々大きくなっております。規模が大きくなると、設備投資を行うことができ労力を少なくすることができる一方、大きな歯車の中で働くことでコミュニケーションが希薄になってまいります。今の時代、それでいいという人がいるかもしれません。しかし、会社のあり方としての理想は、規模が大きくなってもコミュニケーションが活発に行われる企業であります。この時代だからこそ、従業員の皆さんが勤め続けたいと思ってくれるような企業づくりを行っていきたいと考えています。すなわち、先述のように新しい経験と今までの経験との融合もコミュニケーションの一つではないでしょうか。

会社のあり方として、管理職が一般社員にどんな価値を提供できるかも大切になってまいります。従業員の皆さんが「認められていない」と感じる企業ではいけません。ナリコマにしかない評価制度で従業員皆さんの声を大切にできるように、評価制度の刷新にも力を入れてきました。会社の規模が大きくなっても、対話と従業員の声を隅々まで拾っていけるように教育や制度の整備にもますます力を入れていく所存です。また、会社の上の者だけでなく、従業員の皆さんが「ここはこういう風に変えてほしい」「こんなことをやってほしい」と気軽かつ自由に言える仕組みはないものかと、日々考えております。

今は副業の話題も世の中ではニュースになっています。こちらも新しい時代の流れだと感じる一方、私自身はまだ良し悪しの判断に至っておりません。ただ、世間の流れがそのような方向になっているのであれば委ねるのもよいのではないでしょうか。副業で力を生かしたい、力試しをしたいと選ぶのも従業員の皆さんですから。自身の成長、そして巡りめぐって会社の成長につながるのではないかと考えています。

このように、新しい時代の流れを拒まず、そこに潜む課題をキャッチすることで、社会が求める企業の姿を体現できるのだと考えています。

今回は「今の時代の会社のあり方について」を、お伝えしました。次回は「選ばれ続ける企業として」をお伝えいたします。

代表ブログ一覧へ戻る