代表

ナリコマの魅力について①

ナリコマホールディングス 代表取締役社長 竹内です。

当ブログも16回を迎え、これまで様々なことを語ってまいりました。しかし、まだ皆様にお伝えしていなかったことがあります。それは「ナリコマの魅力について」です。
今回は、私が誇りに思っているナリコマを支える従業員について知っていただきたく存じます。

弊社の従業員には、自分以外にも相手の為になることを行い、それがひいては自分に返ってくるということを常々話しています。これは、私自身の経験から感じたことであります。きっかけは、随分と昔のある日、厨房チーフにこう言われたことでした。

「社長、ご存知ですか。食材が余ってロスしてますよ。私、いつももったいないなぁって思っているのですが、全然改善されないんですよ」

創業間もない頃で、売上の急伸にもかかわらず赤字に苦しんでいました。
事業が拡大しますと、このような従業員の声が段々と代表の耳に届かなくなります。この言葉を契機に、食材ロスを少なくする取り組みを開始しました。食材売上額に対しての食材額の比率(食材比)を見える化するとともに、いただく管理費に対して人件費・経費が適正かの数値化、さらに衛生管理の数値化、お客様からの満足度評価等々の数値による見える化なども併せて行い、チーフ・従業員自らの管理意識を促すようにしました。
さらに重要なことは、各厨房のスタッフの努力に対してその功績に応じて年二回、社長賞として褒賞制度を実施し努力に報いるようにしたことです。

従業員の魅力を引き出すために、私が最も日々研磨されていなくてはなりません。
いつまでも従来のやり方を踏襲していても、企業としての成長も魅力向上も今後期待できないだろうと感じております。従業員に偏在的な思考を押し付けないように自分自身も視野を広く持つよう常に心掛け、常に世界の動向を新聞やニュースなどで把握し世界や日本が抱える問題、時代の流れ、どこへ向かっているのだろうと想像を馳せながら意識を外へ外へと向けております。

従業員の皆さんが、日々様々な課題に直面するのは、社会の動きや時代の流れが要因であることが大いにあります。私も現場の空気を感じながら一緒に前へ進んでいけるように未だ学んでいる最中です。

ナリコマの仕事は仕入れから製造、配送、お客様との接点…と決して一人でできることではありません。
共に働く人たちの個性を大切にしながらチームとして働く。だからこそ、周りの人のことを考えられる人物に成長できるという魅力があります。ここ数年はコロナ禍や世界情勢など特に実感として大きな出来事がありましたが、世の中の変化はこれからも止まりはしません。
変化する時代の中で、一歩踏み出すことは新たなチャレンジでもありますし、その過程で失敗を避けて通ることは不可能です。問い掛けを自ら生み出し考える力は、日々の仕事の中で培われていきます。
答えがない時代に答えを模索するため、ナリコマでは周りで一緒に働く同僚やお客様のことまで視野を広く思考できる従業員が多いのです。

そういう意味では、様々な個性の方がナリコマに在籍していただきたいと思っており、それもナリコマの魅力ではないでしょうか。
例えば目の前に味噌ラーメンがあるとします。味噌ラーメンのスープは濃い味噌で、そこにあっさりとしたお野菜が乗っていると一緒に食べたときおいしく感じます。それがスープも味噌、お野菜も味噌炒めであれば少々くどくなる。様々な個性が合わさり初めて調和が成り立つという例えです。
ですから、全体のバランスが大切で、一つのことに執着しすぎると逆にバランスが崩れるのではないかと思っております。個性があって初めて調和が成り立つ。個性や多様性があることは会社にとって、とても良いことだと考えています。

ナリコマの従業員は、時代に合わせて一丸となり前進していく会社だと思っていただけますと、それが魅力です。私の人生の意義は、世の中のお役に立つような仕組みを考え成長していける会社および従業員を残すことであります。
未だ道半ばではございますが、多くのお客様に喜びを感じていただき、仕事のやり甲斐として新しいチャレンジを行っていける集団がナリコマの魅力であり、私の誇りでございます。

今回は、ナリコマの魅力について、ソフト面である従業員について書かせていただきました。次回はハード面である給食会社としての魅力をお伝えしたいと思います。

代表ブログ一覧へ戻る