「ニュークックチル」とは、チルド(冷蔵)状態で保存した食事を、提供する直前に再加熱する調理システムです。
従来のクックチルが再加熱後に盛り付けを行うのに対し、ニュークックチルでは “チルド状態のまま先に盛り付けを行う” のが最大の特徴です。
冷たいまま盛り付けをした後、タイマー付きの再加熱機器にセットすることで、指定した時間に合わせて温めることが可能になります。
調理・仕込み作業をなくすことで、スタッフの労働時間を大幅に削減。これにより人件費などコストの圧縮はもちろん、働きやすい職場環境づくりも同時に実現できます。
タイマー機能を活用し、盛り付け作業を前日に済ませておくことで、早朝勤務の負担を軽減。作業を日勤帯に集約し、採用力の強化やスタッフの定着を促進できます。
業務効率化によって生まれた時間で、栄養指導や多職種連携などの専門業務に注力し、質の高い栄養管理を実現。行事食やレクリエーションを活性化させ、喫食者のQOL向上につなげられます。
さらに、
「時間」だけではなく、食事の「質と安全性」も大きく向上します。
ニュークックチルには食材の向き不向きがあります。特に生野菜などは水分が抜けてしまい、食感を損ねる恐れがあります。食事をおいしい状態で召し上がっていただくため、基本のサイクル献立をベースに、ニュークックチルに合わせた専用の献立をご用意しています。
クックチル歴30年。厨房現場で培った経験、施設さまをサポートしてきたノウハウや事例をもとに導入前から導入後までを一貫してサポート。導入後の最適な運用を見据えた提案をいたします。
まずはお客様の厨房を実際に目で見て、課題を共有することから始めます。詳細なヒアリングとプロの目による動線チェックで課題を分析。一日の作業工程をもとに、食材費や人件費、機器購入費を含めた現実的なコストシミュレーションをご提示します。
これまでお客さまに提案してきた独自の事例データをもとにした、シフトの稼働時間などから人件費を割り出します。
試食会にて味や質の確認はもちろん、「ヒト」「コスト」「サービス」という重要なポイントについて経営者・現場責任者・ナリコマの三者が合意したうえで契約します。また、導入計画書を作成し、導入後の「人員計画」や「コスト」の目標を定めます。
【ナリコマPOINT】課題の早期発見ができるよう、ご契約後も目標に対して問題なく推移しているかを確認する合意進捗会議を行います。
現場スタッフへの研修はもちろん、オペレーション設計や人員計画など、厨房運営の専門家としてアドバイスいたします。また、最適な状態でお食事を提供いただくために、購入する機器に最適な加熱方法の検証にも立ち合います。
人材に特化した専門部隊による採用支援サービスもご用意。お客さまの人材確保もバックアップいたします。
いよいよ運用開始となる初日。ナリコマのアドバイザーが駆けつけ、厨房に入りながらお客さまのオペレーションをサポートいたします。実際に作業するからこそわかる細かな疑問や不安を解消しながら、スムーズな立ち上げを支援します。
厨房の様子を把握したうえでフィードバックをするので、机上の空論ではない、リアルなフィードバックいたします。
導入後もアドバイザーが定期的にフォローし、運用後の課題も解決。職員の変動によるオペレーションの見直しや、食事の提供に関するお悩みまでなんでもご相談ください。また、365日対応の相談窓口を設置し、疑問に対してリアルタイムにお応えできる体制を整えています。
発注・検品・献立・帳票管理ができる独自システムや契約顧客向けの教育コンテンツもご用意。
\お悩みや不明点にお答えします!/
無料相談お申し込み\ナリコマでコスト課題を解決!/
コストシミュレーションお申し込み人件費高騰で給食委託費が月700万円の赤字に。直営化を決断するも調理師不在で現場力がなく、調理済み食品の導入を検討しました。ナリコマは献立化された物販アイテムと手厚いサポートが魅力で、3ヶ月での直営化を支援。結果、運営人数が36名から27名に減り、人件費が60%削減。ニュークックチル導入でさらに効率化し、残業も月3時間と大幅改善しました。
人手不足と高齢化を背景に、365日稼働の給食部門の運用変更が課題でした。委託も高コストで人材確保も困難な中、ナリコマとニュークックチルを導入。朝夜の業務が不要になり、9時~17時の勤務形態で求人応募が殺到し、人材確保に成功。導入後は作業量減少で職員の定着率が向上し、「楽になった」「もう戻れない」との声も。患者さんには行事食も好評で、経営安定と業務負荷軽減を実現しました。
熊本県天草市の過疎地域にある施設は、2年間厨房職員の求人がない状況でした。少人数・日勤帯運営を目指しナリコマを導入。勤務時間が日勤帯に統一され、2年間応募がなかった求人に2ヶ月で応募があり、人材確保に成功しました。ニュークックチル導入で常に温かい食事が提供可能になり、利用者様からも「ふーふーして食べられる」と喜びの声が。業務効率化と質の高い食事提供を両立しています。