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ナリコマダイバーシティ通信vol.16 「マンガでわかる アンコンシャスバイアス ~性別役割分担意識編~」

こんにちは、ダイバーシティ推進室です!

 

ダイバーシティ推進室で年4回発行している、ナリコマダイバーシティ通信。

今回は、10月末に公開した「ダイバーシティ通信 vol.16」についてご紹介します。

今号のテーマは「マンガでわかるアンコンシャスバイアス ~性別役割分担意識編~」です。

 

マンガでわかるアンコンシャスバイアス ~性別役割分担意識編~

何度も取り上げているテーマなので、お読みいただいたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、”無意識の思い込み”なので、自分の中にあっても気づくことが難しく、繰り返し意識することが大切です。そのために、いろいろな方法で伝え続けることを意識しています。

というわけで、今回はマンガで“性別役割分担意識”について取り上げました。

 

さて、「自分の中にバイアスなんてない」と思っている方はいらっしゃいますか?

実は、アンコンシャスバイアスとは、これまでに経験したことや、日々接する情報、周囲の意見などから、「この人は○○だからこうだろう」「ふつうは○○だからこうに決まっている」というように、あらゆるものを無意識のうちに”自分なりに結び付け、解釈する”という脳の機能によって引き起こされるものです。

つまり、誰にでもあるものなのです。

 

私自身、自分のバイアスに気づかされた経験があります。

ある日、庭にスズメバチの巣があることに気づき、やむなく駆除を依頼した際、作業に来られたのは女性の方がお一人でした。

私は女性が来られたことに驚いたと同時に、「この作業には男性が来るだろう」と思い込んでいたことに気付きました。

普段から意識しているつもりでも、まだまだ自分の中にこんな性別による役割の思い込みがあったのか!と二度驚きました。

 

このような”小さな思い込み”自体は大きな問題ではないかもしれませんが、無意識のうちに他人に影響を与えることが、アンコンシャスバイアスの問題です。

 

たとえば、女性に対し、「結婚したら産休や育休を取るだろうから、昇進させられない」と言ったり、育休復帰後に簡単な仕事しか与えない上司がいた場合、「育児中の女性は仕事より家庭を優先する」という思い込みを持っている可能性があります。「家庭を優先して考えてあげないといけないから、仕事はなるべく軽いものにしてあげよう」という配慮の気持ちからきている可能性もあります。

逆に、男性が結婚すると「役職や給料を上げないと」と考えるケースもあります。

 

もし上司が、時によかれと思っていることでも、このような”思い込み”を持っていたら、個人の意思や能力にかかわらず、キャリアに影響を与えてしまいます。

 

「能力のある人が男女問わず活躍できる職場」を実現するために

社内でいろいろな方とお話ししていても、「男性・女性関係なく、能力のある人が活躍できればよい」という声が多く聞かれますが、無意識のうちに「育児中の女性を除く」といった考えがあれば、本当の意味での“多様な人が活躍できる職場”にはなりません。

 

もちろん、アンコンシャスバイアスは性別に限ったことではありません。さまざまな思い込みが誰しもの中にあります。そして、それは無意識のうちに言動に現れます。

だからこそ、まずは自分の中に思い込みがあることに気付き、意識することが大切なのです。

目指す職場の姿を実現するために、これからもあの手この手でさまざまなバイアスについて考えるきっかけを作っていければと思っています!

 

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