よくいただくご質問とその回答をまとめました。
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クックチルとニュークックチルどちらの方がいいですか?
まずはクックチルとニュークックチル、それぞれの特徴を知ることが大切です。使用するシチュエーションや施設の規模によって選択が変わってくるため、それぞれの特徴を比較するところから始めてみましょう!
・クックチル
導入している企業が多く、信頼度が高い。また、人数分がパックになっているため食材に無駄が生じない。湯煎で温めなおすため、特別な機械を入れることなく始められる。
・ニュークックチル
一度に多くのお食事を、自動であたためることができる。お食事の再加熱は機械に任せるため、省人化、および省エネルギー化を実現でき、業務の前倒しにより効率化をはかることができる。食事の時間に合わせて再加熱されるため、できたてのおいしさを味わうことができる。
厨房内に機械を入れるスペースがあるか、どのようなオペレーションでお食事を提供するかなど、施設さまによって状況はさまざまです。最適な方法をご提案させていただきます。まずはお問い合わせください。
クックチルの提供作業は本当に簡単なのでしょうか?
クックチルや完全調理済み食品は、下処理の必要がなく、特別な技術がなくてもお食事を提供することができます。基本的には、再加熱→盛り付け(ニュークックチルの場合は、盛り付け→再加熱)でお食事を提供可能。これまで調理に当てていた時間を、盛り付けやミールラウンド、栄養管理に使うことができるため業務の効率化することができます。また、人材不足の時代において、調理師や厨房業務経験者を雇用するのは難しいですよね。クックチルであれば、経験や技術が必要ないので、より幅広い人材の雇用を促進することができます。
このように、クックチルや完全調理済み食品を使用するハードルは低い一方で、大切なのは衛生管理の徹底です。ナリコマでは厨房スタッフや新人スタッフに向けて衛生管理のほか、便利なマニュアルもご用意しています。クックチルと一緒に、スタッフ教育のためにぜひお役立てください。
ナリコマのクックチルはどのような食形態に対応していますか?
ナリコマでは身体機能(嚥下力・咀嚼力)に合わせた4つの食形態「普通食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食」を提供しています。普通食と同じ献立の食形態になっていますので、ご利用者さまの食形態が変わっても安心してお食事を楽しむことができます。
クックチル食品は扱いが簡単なため、入所者さま・患者さまひとりひとりに合わせた食事を手間なく提供することができます。
また、治療食への展開は、病名ではなく制限したい成分別に展開することで、E食(エネルギーコントロール食)P食(プロテインコントロール食)といった細やかな対応が可能となっています。病院の院内基準に合わせることで、煩雑になりやすい事務業務の負荷軽減にも役立ちます。
提供する食事形態がバラバラですが、ニュークックチルで対応できますか?
身体機能(嚥下力・咀嚼力)に合わせた4つの食形態「普通食・ソフト食・ミキサー食・ゼリー食」を提供しています。普通食と介護食(ソフト食・ミキサー食・ゼリー食)が横並びで同一献立になっているので、嚥下力・咀嚼力が落ちて食事の形態が変わってしまっても変わらない味を楽しんでいただけます。行事食や歳時食はもちろん、うどんやそばといった麺類も普通食・介護食の4形態でご用意しています。食物アレルギーや食事により影響を受ける薬を飲んでいるといった理由で禁止食がある場合は別の献立を代替することができます。4形態のそれぞれのお食事のセット、または1献立ごとに差し替えることができ、1食、複数食(10食)セットで発注。病院・福祉施設さまごとに必要な数量を注文いただけます。
クックチルはどこで売っていますか?
まずはナリコマとご契約いただき、ご発注いただく流れです。
厨房の運営状況は福祉施設・病院さまによってさまざまです。規模、提供方法、厨房のスタッフ数、予算など詳細にお伺いすることで、隠れていた課題が顕在化する場合もあります。運営方法や食数だけでなく、人員配置やシフト時間もプランニングさせていただき、福祉施設・病院さまに最適な運営プランをご提案いたします。
福祉施設・ 病院さまの安定的運営を支援するセミナーを 全国各地で随時開催しております。同時にクックチル食材の無料試食会も開催しております。お気軽にご参加くださいね。
クックチルは食形態によって値段は変わりますか?
ナリコマのクックチルは常食と介護食が同一メニュー・同一価格です。
調理の難しい介護食の種類の豊富さは特にご好評いただいております。
他社様では介護食の方が加工費として少し価格が高いことが多々ありますが、ナリコマでは安心して同一価格でご提供させていただいております。
また、行事食などで刺身・おせちなどのメニューもございますが、価格は通常通りです。
クックチル、ニュークックチルの導入で新しい機械は必要ですか?
どのような運用を目指すかによって、導入する機械が異なってきます。クックチルの場合、開封のためによく切れるハサミと、湯煎をするためのお鍋があればOK。
一方、ニュークックチルの場合は、お食事をチルド状態で盛り付けてから温めなおすため、専用の機器が必要となります。移動可能な再加熱カートや、据え置き型のリヒートクッカーなどがあり、厨房のスペースや目的によって選択していただけます。加熱方式も日々進化しており、熱風、蒸気、IHなど、さまざまな方法があります。ニュークックチルをご検討の施設さまへは、機器も合わせてご案内いたしますのでお気軽にご相談ください。
また、主食のごはんも事前に盛り付けて温めなおす場合は、チルド米をつくるためブラストチラーという機器が必要になります。
厨房のスペースやお食事の提供スタイルに合わせて、必要な機器や導入までの期間を詳しく説明させていただきますのでお気軽にご相談ください。
朝食・昼食だけなど、クックチル食材の部分利用は可能でしょうか?
3食のご契約が基本ではありますが、施設さまの状況やご契約内容によってお食事の部分利用が可能です。詳細はお問い合わせください。
ナリコマのお食事は、常食・介護食(ソフト食・ミキサー食・ゼリー食)の4形態横並びかつバリエーション豊かな献立をお届けいたします。
福祉・介護施設、慢性期病院、精神科病院さまには365日日替わり献立の「すこやか」、急性期、回復期病院さまには28日サイクル献立の「やすらぎ」がおすすめ。それぞれ主食・主菜・副菜が献立化されているので便利で、飽きることのないお食事を毎日楽しんでいただけます。
お食事内容は、禁止食 / アレルギー対応可、さらに行事食や郷土料理も。ナリコマのセントラルキッチンでは、お食事はもちろん、おやつやパンも自社製造するなど、お食事の満足度にとことん向き合っています。
クックチルを使うメリットは何ですか?
クックチル導入の大きなメリットとして1.省人化 2.衛生管理 3.質の均一化 が挙げられます。
まず1.に関して、既に調理済みのパッキングされたお食事(クックチル)を厨房で温め直し盛り付けをすることになるので、『業務を標準化=誰でもできる=省人化』を図ることが出来るといえます。
具体的に包丁や鍋などを使って 調理をする という工程がなくなるので、厨房の経験がない方でも簡単に業務をこなすことが可能です。
2.に関して、衛生管理が徹底されたセントラルキッチン(工場)にて既に調理されたお食事を厨房で温め直し盛り付けを行うだけなので人の手に触れる機会が従来のクックサーブ方式(厨房で1から調理して提供する形)と比較しても圧倒的に少ないのが特徴です。
3.に関して、従来のクックサーブ方式では(厨房で1から調理して提供する形)調理する人によって味の偏りが生じるケースなどが課題として挙げられましたが、クックチルを用いると味均一化を図ることができます。
クックチルのデメリットを教えてください。
大きく分けて2つあります。
1.お食事の発注に関して融通が利きにくいこと 2.食品ロスが増えること
ナリコマでのクックチルの導入にあたり、食事の事前発注は基本的に『発注4日前10時締切』となっています。
急な食数の変更などに対応し難いのがクックチルのデメリットといえます。
その対応策として、ナリコマでは
・食分は3日前10時まで、朝昼夕2食ずつ追加発注可とし
・冷凍商品のストックで対応できるように と突然のイレギュラーにも対応できるように努めています。
また食品ロスの問題に関しては、ロスは増えますがそれ以上のコストメリットを実現することが可能だと言えます。
調理工程簡素化による水道光熱費削減、労働時間削減による人件費削減、厨房機器使用回数の減少など全体的な厨房運営費のコストダウンが結果として実現可能です。