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ケアマネジメントを進めるうえで、「ケアマネジメントにおける食事の質」をどう高めるかは大切なテーマです。食事は栄養状態だけでなく、生活意欲や満足度、ひいてはケアプランの実行度にも影響します。食事の質が整うことで、栄養ケア計画を立てやすくなり、ケアマネジメント加算に必要な記録や多職種連携も進めやすくなります。

本記事では、ケアの質向上に食事がどう関わるのかを整理したうえで、献立管理や記録の負担軽減につながるナリコマの栄養管理メニューやクックチルの活用方法を紹介します。毎日の食事を整えることが、ケア全体の質を底上げする第一歩になるのです。

ケアマネジメントの質向上は「食事の質」から

ケアマネジメントというと、アセスメントやケアプラン作成に目が向きがちですが、その土台を支えているのが毎日の食事です。

食事の質が生活の質に与える影響

食事は単に栄養を補給するだけのものではありません。高齢者にとって食事は1日の楽しみであり、生活意欲や満足度に直結する大切な時間です。とくにたんぱく質をはじめとした栄養が安定して摂取できていると、体重や筋力の維持につながり、ADL低下予防にも役立ちます。

高齢者の低栄養状態が続くと、体力低下や免疫力の低下を招きやすくなります。歩行が不安定になったり、外出機会が減ったり、最終的には寝たきりにつながるケースも少なくありません。令和5年の厚生労働省の調査では、65歳以上で低栄養傾向にある人の割合は男性12.2%、女性22.4%とされています。85歳以上では男性22.8%、女性24.8%と、年齢が上がるほど低栄養リスクが高まることが示されています。低栄養を防ぐためにも、毎日の食事の質を安定させることが、ケアマネジメントの出発点になります。

 

参考:令和5年国民健康・栄養調査報告/結果の概要|厚生労働省

食事の質は栄養マネジメント強化加算にどうつながる?

栄養マネジメント強化加算は、食事の質と密接に関わる加算です。入所者の栄養状態を評価し、食事内容や提供方法を見直しながら改善していくことを求める加算です。そのため、加算算定においては栄養ケア計画の作成だけでなく、日々の食事の質が安定しているかどうかが重要なポイントになります。

栄養マネジメント加算が重視する栄養の視点

栄養マネジメント強化加算は、令和3年度の介護報酬改定で新設され、入所者一人ひとりに合わせた栄養管理をより丁寧に行うことを目的としています。単に食事を提供するだけでなく、栄養ケア計画を作成し、評価・見直しを繰り返す点が重視されています。算定要件には、管理栄養士の配置やミールラウンドの実施、低栄養リスクに応じた対応、LIFEへのデータ提出などが含まれます。そのいずれも、毎日の食事内容や摂取状況を把握できていることが前提となります。

 

参考:令和3年度介護報酬改定対応:介護サービスにおける 栄養ケア・マネジメントの実務の手引き

質の高い食事提供が栄養ケア計画には必要不可欠

栄養ケア計画は、下記の3つの柱で構成されています。

  • 栄養スクリーニング
  • 栄養アセスメント
  • 栄養ケア計画書の作成

栄養ケア計画の目的は、低栄養リスクを早期に把握し予防することで、利用者のQOL(生活の質)を維持・向上させ、結果として医療費や介護負担の増加を防ぐことにあります。計画の作成には、摂取量や残食、嗜好、食形態、体重やBMIなど、多くの情報が必要です。食事の質が安定していれば、これらの情報を継続的に把握しやすくなり、栄養ケア計画も現実的で実行しやすい内容になります。

クックチルで支える食事の質と栄養ケアマネジメント

食事の質を高めることが重要だと分かっていても、現場では人手不足や業務負担の大きさから、理想どおりの食事支援を続けることが難しい場合も少なくありません。そこで、食事の質を安定させながら、同時に業務負担の軽減も図れる方法としておすすめしたいのが、クックチルという調理方式です。

  • 業務負担軽減にも役立つ!ナリコマのクックチルとは
  • 身体機能に合わせた4つの食形態を用意
  • 業務負担軽減によって必要な業務に時間を使える
  • 加算対応にも貢献できるナリコマのクックチル

業務負担軽減にも役立つ!ナリコマのクックチルとは

ナリコマのクックチルは、セントラルキッチンで調理した食事を急速冷却し、チルド状態で保存・配送する仕組みです。施設では再加熱と盛り付けが主な作業となるため、調理工程が大幅に簡略化されます。365日日替わり献立と28日サイクル献立の2種類が用意されており、献立管理もしやすい点が特長です。「安全・安心・おいしい」を安定して提供できるだけでなく、人材の安定、省人化、コスト削減にもつながります。

身体機能に合わせた4つの食形態を用意

栄養ケアマネジメントでは、嚥下機能や身体状況に合わせた食形態での提供が欠かせません。ナリコマのクックチルでは、以下の4つの食形態に対応しています。

 

食形態

特長

普通食

噛む力が保たれている方向け

ソフト食

やわらかく調理し、咀嚼しやすい

ミキサー食

嚥下に配慮したペースト状

ゼリー食

飲み込みやすさを重視

 

いずれの食形態でも、同一メニュー・同一金額で提供できるため、利用者ごとの対応がしやすく、記録管理もシンプルです。

業務負担軽減によって必要な業務に時間を使える

ナリコマのニュークックチルを実際に導入した施設では、給食管理の負担が軽減され、ミールラウンドや記録、カンファレンスに時間を割けるようになったという声もあります。業務に余裕が生まれることで、栄養ケアの質そのものが高まります。

 

🗒ナリコマのクックチルを利用している施設の声はこちらから

導入事例|ナリコマグループ

加算対応にも貢献できるナリコマのクックチル

献立が安定して食形態や摂取状況を把握しやすくなるため、栄養マネジメント強化加算に必要な情報の整理や記録作成もスムーズになります。ナリコマのクックチルで毎日の食事を整えることが、結果として加算対応の土台づくりにつながっていくでしょう。

利用者満足度向上につながるナリコマの食事の強み

どれだけケアプランが整っていても、食事に不満がある状態では生活意欲が低下し、結果としてケアの実行度にも影響が出てしまいます。ナリコマの食事は、栄養管理や業務効率化だけでなく、利用者が楽しみにできる食事であることも大切にしています。毎日の食べる喜びを支える工夫が、ケアマネジメント全体の質向上にもつながっています。

おいしさへのこだわり

食事の満足度を語るうえで欠かせないのは、やはり「おいしさ」です。ナリコマでは、セントラルキッチンで一括調理を行うことで、味のばらつきを抑えながら安定した品質の食事を提供しています。大量仕入れが可能になるため、コストを抑えつつも品質の高い食材を使用できる点も特長です。

 

クックチル方式により、調理後すぐに急速冷却を行うことで、作りたてのおいしさを保ったまま施設へ届けることができます。「冷蔵食だから味が落ちるのでは」という不安を持たれる方もいるかもしれませんが、味付けや食材、調味料などにもこだわり、素材の味を生かした食事をお届けします。定期的に行うアンケートをもとに改良を行い、よりおいしく、より見た目の良い食事作りに励んでいます。

安全安心な食事提供を叶える

利用者満足度を高めるためには、おいしさだけでなく「安心して食べられること」も欠かせません。ナリコマのクックチルは、HACCPの理念に基づいた温度管理や衛生管理のもとで調理されているため、食中毒リスクの低減にも配慮されています。

 

衛生管理が徹底されていることで、施設側も安心して食事を提供でき、スタッフの心理的負担軽減にもつながります。安全性が担保されているからこそ、利用者は落ち着いて食事を楽しむことができ、その積み重ねが満足度の向上につながります。

食事の質を高めてケアマネジメントの実践をより良いものに

ケアマネジメントの質を高めるためには、計画書の完成度だけでなく、日々のケアが無理なく続けられているかという視点が欠かせません。その中でも食事の質は、利用者の栄養状態や生活意欲、満足度につながる大切なものです。食事の質が安定すれば、低栄養リスクの把握もしやすくなり、栄養ケア計画の実践や見直しも進めやすくなります。結果として、栄養マネジメント強化加算に必要な記録や多職種連携がスムーズになり、ケアマネジメント全体の質向上につながります。しかし現場では、人手不足や業務負担の大きさから、理想どおりの食事支援が難しい場合も多いのが現状です。

クックチルはこういった課題に対して、食事の質と業務効率化の両方を叶えるしくみです。利用者の食べる楽しみを守りながらも現場の負担を軽減し、ケアマネジメントを実践しやすい環境を整えます。ナリコマのクックチルで利用者にとっても、現場にとっても、より良いケアをしていきましょう。まずはお気軽にお問い合わせください。

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