今後の需要が見込まれる給食委託会社の選び方についてお届けする記事です。最適な給食委託会社を選ぶための重要なポイントを挙げ、項目ごとに詳しく解説。給食委託を検討する際にお役立ていただけます。
目次
給食委託会社の選び方における重要性

近年の給食業界では、さまざまな課題が持ち上がっています。特に早期の解決、迅速な対策が求められているのは、慢性的な人手不足と各種コストの高騰化。現在の日本は超高齢社会であり、若年層が急激に減少するといわれています。
「令和7年版高齢社会白書」によると、令和6年の高齢化率は29.3%。1億2,380人の総人口は令和42年に1億人割る9,615万人になるといわれています。その一方で高齢者は増加し続けており、令和42年の高齢化率は37.9%まで上昇すると予測されているのです。こうしたデータを見れば、今よりも人手不足が深刻になる未来は容易に想像できるでしょう。
また、石油価格の高騰をはじめとする世界情勢の影響を受け、給食を作るために必要な食材費や光熱費、燃料費などが高騰しています。それに加えて、最低賃金の引き上げによって人件費も増大し、今までと同じ業務ができなくなってしまった企業もあります。
参考:第1部 第2章 第1節 世界的なエネルギーの需給ひっ迫と資源燃料価格の高騰 │ 令和4年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2023) HTML版 │ 資源エネルギー庁
おそらく、そういった厳しい時代背景も、給食委託会社が注目されている理由の一つといえるでしょう。給食業務における人手不足やコスト高騰で悩む施設は、給食委託会社の活用によって負担をなくそうとするかもしれません。ただ、見るべきところは運営面以外にもあります。給食は利用者の方々が直接口に運ぶもの。万一のことがあってはならないのはもちろんですが、毎日の食事が楽しめることも非常に大切な部分ではないでしょうか。また、利用者のことを考えた給食を提供するためには、企業同士で円滑にやり取りできる関係性も欠かせないでしょう。
給食委託会社選びのポイントとは?
では、給食委託会社を選ぶ際に重視すべきポイントを詳しくみていきましょう。
給食委託会社選びのポイント①品質と安全性
食事は人の健康状態に直接的な影響を与えるものです。そのため、給食委託会社の選び方において、品質と安全性は最も重視すべきポイントといえるでしょう。食品の品質管理に関しては、JQA(一般財団法人日本品質保証機構)が定めるISO 22000(食品安全の国際規格)などの認証を受けていることもプラスの要素になります。
給食の品質管理では、①設計品質(栄養計算や食事計画などに沿った献立を計画・作成すること)②適合品質(できあがった食事の量や味付け、盛り付けなどが設計品質と一致すること)③総合品質(給食利用者の満足度など)の三つも具体的なポイントとして挙げられます。
また、衛生管理に関しては、厚生労働省がHACCP(ハサップ/ Hazard Analysis Critical Control Point)に沿った対応を義務化しています。HACCPはアメリカのNASAが宇宙食の安全性を高めるために考案したもの。原材料の調達から製品を出荷するまでの全行程において、食中毒や異物混入といったトラブルを防ぐよう、厳格な対策を求められています。
日本国内での義務化は食品業界全体に対してなので、給食委託会社も例外なくHACCPに沿った高度な衛生管理を実施しているはず。品質・衛生面での対応が徹底されていることを確認しておけば、安心感が得られるだけでなく、信用度も増すでしょう。
給食委託会社選びのポイント②栄養バランスと食材の質
給食委託会社の選び方で次に重要なポイントが、栄養士や管理栄養士が在籍していること。栄養管理に関する業務を一手に引き受けている職種のため、常駐している方が安心でしょう。栄養士や管理栄養士の仕事は、給食の献立を作って終わりではありません。それに伴う食材選びや栄養計算、厨房の衛生管理なども行っています。
例えば、医療・福祉施設であれば、療養中の入院患者や低栄養になりがちな高齢者の方々に配慮された食事が必要です。学校であれば、成長期の子どもたちが十分な栄養をとれる食事が理想でしょう。提供先に合わせた栄養バランスを考えることは、給食委託会社の大きな役割といえます。
また、おいしい食事とおいしくない食事があれば、一般的にはおいしい食事を選びたい人の方が多いはず。給食にあえてコストのかかる高級食材を使う必要はありませんが、一定の基準を超えた良質な食材を使っていることは重要なポイントです。安かろう悪かろうの食材でおいしい食事を作るというのは、なかなか難しいでしょう。
つまり、食材選びにこだわっている給食委託会社は、おいしさも追求している可能性が高いと考えられます。企業によっては試食会を行うこともあるので、そういった機会も積極的に活用してみるといいかもしれません。

給食委託会社選びのポイント③メニューのバリエーション
給食委託会社の選び方で重要な三つ目のポイントは、献立のバリエーションがあることです。前の項目では、おいしさの重要性もお伝えしました。しかし、いくらおいしいといっても、毎日同じ献立では飽きてしまい、食欲も落ちてしまうでしょう。「たまには違うものが食べたい……」と利用者が感じれば、当然ながら食事面での満足度は下がります。そうならないためにも、献立のバリエーションがいくつも用意されている給食委託会社を選ぶのが◎。長期の利用者が多いのであれば、1ヵ月単位など、できるだけ長いサイクルのバリエーションがあると望ましいでしょう。
上記のポイントを考慮すると、バリエーションの数は多ければ多いほどいいと思うかもしれません。ところが、実はそれだけでは不十分です。給食の届け先によっては、利用者のアレルギーや体調などに合わせた内容に変更する必要があります。あらかじめ決まったバリエーションを繰り返し提供するのではなく、何かイレギュラーがあっても臨機応変に対応できることの方が大事なのです。こうした部分は、柔軟な考え方を持っている給食委託会社なら特に問題ないと思っていいでしょう。
給食委託会社選びのポイント④サービスとサポートの充実度
給食委託会社の選び方で重要な最後のポイントは、業務全体のサポート体制が整っていることです。長期にわたって委託する予定であれば、継続的なサービス等もあった方がいいでしょう。
具体的な例を挙げると、地震などの自然災害が多い日本では、緊急時の非常食があるかどうかも大事なところ。さらに、初期段階は作業の流れを教えてもらえるのか、突然スタッフが足りなくなったときは手伝ってもらえるのかなど、さまざまなケースが考えられます。心配や不安に感じることはぜひリストにして、どこまで対応できるか確認してみてください。
また、専属の担当者がいると業務上のコミュニケーションもとりやすくなり、信頼関係が築きやすくなります。こうした細かな部分までカバーできる給食委託会社であれば、業務をお任せするメリットは大きいといえるのではないでしょうか。
ナリコマなら給食委託会社選びのポイントをすべてフォローできます

給食委託会社の選び方で重要なポイントを詳しく解説してきましたが、十分ご理解いただけたでしょうか? 実は、ここまでお伝えしてきたポイントは、ナリコマならすべての面でフォロー可能です。例えば、ナリコマの提供するクックチルは、HACCPなどの厳しい基準に沿った衛生・品質管理が行われた状態で調理。献立は栄養価もしっかり計算し、おいしさにこだわった調理法を採用しています。
さらに、バリエーションも一般的な医療・福祉施設向けの365日サイクル、急性期・回復期病院向けの28日サイクルをご用意。常食の他にソフト食、ミキサー食、ゼリー食があるため、嚥下機能が弱った方々も安心してお召し上がりいただけます。そして、ナリコマでは導入後だけでなく、導入前も隅々までサポート。使いやすいオリジナルシステムやユーザー専用サイトも充実しています。給食業務のお悩みは、ぜひナリコマにもご相談ください。
クックチル活用の
「直営支援型」は
ナリコマに相談を!
急な給食委託会社の撤退を受け、さまざまな選択肢に悩む施設が増えています。人材不足や人件費の高騰といった社会課題があるなかで、すべてを委託会社に丸投げするにはリスクがあります。今後、コストを抑えつつ理想の厨房を運営していくために、クックチルを活用した「直営支援型」への切り替えを選択する施設が増加していくことでしょう。
「直営支援型について詳しく知りたい」「給食委託会社の撤退で悩んでいる」「ナリコマのサービスについて知りたい」という方はぜひご相談ください。
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