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広島で20年以上!?地元の人も知らなかったナリコマのもう一つの“ホームタウン広島!”

「大阪の企業」というイメージが強いナリコマ。実は、広島をはじめとした中四国エリアとも20年以上にわたる深い縁があることをご存じでしょうか。この“第二のホームタウン”とも言うべき広島でゼロから拠点を築き、数多くの施設を支えてきたからこそ生まれた物語があります。今回のインタビューでは、ナリコマの中四国エリア開拓に尽力してきたメンバーが、広島にかける熱い思いと、当時の秘話をたっぷり語ります。


◆インタビューに答えてくれた社員

青木 健:営業統括本部 副本部長/1999年中途入社
広島エリアをゼロから開拓し、施設2~3件から大規模な拠点へと成長させた立役者。2007年に誕生した広島セントラルキッチン(以下広島CK)開設に大きく貢献したことから、社内で「青木工場」と冗談めかして呼ばれるほどの存在に。

仕事のモットー:
よく三方よしという言葉があります。売り手ばかりがいい思いをしても長続きしない、その逆もおなじことです。
売り手(当社)、買い手(施設やご利用者)、世間(社会貢献)の3方向のバランスを大事にして、継続的により良いサービスを提供できるように心がけています。
そしてなにより、会社・従業員(仲間)、顧客(パートナー)への感謝を忘れないことですね。


広島エリアとの出会い――単身での挑戦が始まる

―青木さんが中四国(特に広島エリア)に携わりはじめたのは、いつごろでしょうか?

「入社は1999年ですが、実際に広島エリアへ踏み込んだのは2000年からです。当時は『2000年問題』が話題になっていた頃で、単身で福山に乗り込み、そこから広島を開拓せよと指示されました。振り返ると、当時はまだ会社が無名でパンフレットすらなく、ほぼ手探り状態。ほとんど知られていないナリコマを広島で根付かせるのは大変でしたね」


―大阪本社のナリコマが、どうして“西”へ広げていったのでしょうか?

「もともと兵庫から岡山、そしてさらに西へ――そうした流れでチームが動いていたんですよ。私はまさにその一人として“中四国エリア担当”に抜擢されました。最初は本当に施設が2~3件しかなくて(笑)。でも、いざ取り組んでみると当時は「ゴールドプラン」(国が高齢者向け施設の整備を推進した施策)によって特別養護老人ホームや高齢者施設が続々と誕生する時代でもあり、“おいしい給食で高齢者を喜ばせたい”という強みが見事にハマったんです。そのおかげで、広島エリアは想像以上に伸びていきましたし、“まずはおいしさで施設を支える”という姿勢が成長の原動力になったのだと思います」


苦戦から一転、広がっていく「おいしい給食」の評判

―当時のナリコマは無名な会社だったと思いますが、どんな営業手法で施設を増やしていったのですか?

「まずは1施設ずつ丁寧に向き合うしかなかったですね。最初は“おいしいものを出せる給食会社”として試食やコンセプトを地道に説明し続けました。すると『こんなにこだわっているんだ』と高く評価していただき、口伝えで少しずつ広がっていった。特に高齢者施設では“食”がとても大切なので、給食業務をしっかり支えるという面で信頼を得られたのだと思います。ただ、新設施設が一度に増えると、一気に立ち上げなきゃいけない。シフトを組んだり、スタッフを集めたり、そちらのほうが正直大変でしたね(笑)。でも、あの頃の苦労を一緒に乗り越えた仲間の多くが今は中四国の管理者として活躍しているんです。実は契約施設数が多いだけでなく、当時からのベテランスタッフも多数残っているので、新しいスタッフを育成できる体制がしっかりある。会社としても、一度入社してから長くキャリアを築ける土台がある証拠だと思いますよ」

 


広島CK(通称“青木工場”?)誕生の裏側

―2007年に広島CKができた経緯について教えてください

「もともと大阪から毎日配送するには距離があって限界でしたし、中四国エリアである程度施設数が増えたので“工場を建てよう”という流れが出てきたんです。ちょうど私が広島エリアの営業をある程度軌道に乗せていた頃で、周囲から“青木工場”なんて冗談半分で呼ばれるようになりました(笑)。本当は製造部門が人員を集めたり建設を進めたりするので、私自身が直接大きく携わったわけではありません。でも、ひとりで広島に乗り込んで実績を積んだから工場が建った”という部分をみんな面白おかしく言ってくれていたんでしょうね笑」


中四国エリアの現状課題とこれから

―今、中四国エリアにはどんな課題があるとお考えですか?

「地方の過疎化・限界集落化は大きいですね。施設があっても人が足りない、配送も難しい…といった問題が出てきます。一方で『人手不足を補うためにクックチルを導入したい』という前向きな施設も増えていて、地方ならではの意識の高さを感じることもあります。広島という都市部であっても、“ナリコマ=大阪の会社”という認識が根強いのが現状。実は広島にも長年根付いていて“第二のホームタウン”と呼べる歴史があるのに、まだまだ知られていないんです。そこをもっとアピールするのが今後の大きな課題ですね」

―今後、岡山でセントラルキッチンを建設する計画もあるようですが、そこに向けた想いを聞かせてください。

「ナリコマは広島CKのおかげで、中四国一帯のお客様をしっかり支えてきましたが、それだけでは将来の安定供給やお客様の安心感を満たしきれない部分が出てきた。そこで岡山に新しくセントラルキッチンを置くことで『もっと迅速に、もっと品質の高いサービスを提供できるようにする』のが狙いです。大阪から西へ拡大し、中四国で多くの取引先や仲間をつくったからこそ、今のナリコマがあると思っています。だからこの地域に恩返ししたいし、新卒・中途問わず人材を育てて、さらに拡大していきたいですね」


広島&中四国エリアで働く魅力を、求職者へ

―最後に、カジュアル面談や面接で求職者の方とお話しするとき、どんなことを大切にされていますか?

ナリコマの強みや本音を惜しみなく伝えたいと思っています。実際、広島や岡山に長年根付いてきた会社だからこそ、人脈も実績も厚い。そこに加えて“おいしい給食を届けるやりがい”もあるのが、他では味わえない魅力じゃないでしょうか。中四国エリアでの営業は、とにかく“人に喜んでもらえる”という実感が大きいです。就職・転職活動を迷われている方も、まずは気軽に面談で『ナリコマの本当の姿』を知ってもらえたら嬉しいですね」


「給食を提供するだけではなく、未来を支える会社」へ

ナリコマは“大阪の会社”というイメージをもたれがちですが、実は中四国エリアに20年以上深く根付き、多くの施設を支え続けてきました。広島CKをはじめ、中四国エリアでの委託実績や地域とのつながりは、私たちの大きな誇りです。今後も岡山CKなど、さらなる拠点拡充や「次の時代を見据えたソリューション」を生み出すことで、高齢化が進む中四国を“食”で支え続ける――。そんなナリコマの未来を一緒に創り上げる仲間を、私たちは全力で歓迎します!


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