昨今、医療の現場で「食事と栄養」が重要視されるようになってから、病院食もかつての「おいしくない」といったイメージを払拭し始めています。
医療現場では、栄養管理が治療計画の一部として位置づけられており、病院食は患者の回復を支える重要な役割を担っています。
おいしい病院食は、入院患者の栄養管理だけでなく、食欲や前向きな気持ちを引き出し、療養生活の質を高める役割を果たします。
本記事では、おいしい病院食が患者に与える効果や、見た目や味への工夫、そしてナリコマによる品質へのこだわりについて詳しく解説します。
目次
入院生活における病院食の役割とは

入院患者にとって、病院食は単なる食事以上の存在ということをご存知でしょうか? 実は病院食も治療の一環として大切なものなのです。病院食は患者一人ひとりの健康状態や病状に合わせて設計されるため、栄養バランスがきめ細かく管理されています。必要な栄養素を適切に補給することで患者の回復を助け、治療を効果的に進める役割を果たしています。そのため、医療現場で「食事と栄養」は重要視されているのです。
また、入院中は病気やけがの治療が中心となり、日常の楽しみや快適さが制限されることも多くなりがちです。そういった単調な入院生活に彩りを与えてくれるのも、毎日の食事の役割です。病院食は患者にとって、治療の助けにも心の支えにもなる大切な要素なのです。
おいしい病院食が患者を救う?
おいしい病院食は、患者の健康だけでなく精神的な安定にも大きな影響を与えます。病院食がおいしいと感じられることは、患者の療養生活の質を高めることにつながります。「おいしい」と聞くと、味の良さをイメージしてしまいがちですが、おいしい病院食のためには、実は見た目も重要なのです。
- おいしい病院食には見た目が大事
- おいしい病院食で食べる喜びを
- おいしい病院食は生きる力になる
おいしい病院食には見た目が大事
料理に関することわざに「切りなしより盛りなし」といった言葉がありますが、これは「料理は作り方より、盛り方によってうまくもまずくもみられる。料理は見た目が大切」といった意味を持ちます。
よく、「料理は五感で楽しむ」と言われます。私たちが五感で食事のおいしさを感じるときの割合は、8割は視覚からの情報で判断しているとされており、実は味よりも見た目の方が重要ということになります。
おいしい病院食で食べる喜びを
治療の副作用で食欲が減退してしまうこともありますが、食べることは治療に耐えられる体を作り、病状回復促進につながります。食事がつらい状況の中でもなるべく病院食を食べてもらうには、一人ひとりの病態に合わせた病院食の提供が必要不可欠です。
それに加えて、見栄えもよく味も良い「おいしい病院食」による満足感は、食欲や摂取量の増加にもつながり、必要な栄養の摂取はもちろん、食事に対する満足感を得られることで患者の気持ちも前向きになります。食事は治療にも良い影響をもたらすことからも、おいしい病院食は患者を救うといっても過言ではないでしょう。
おいしい病院食は生きる力になる
口から食事をとることは、五感を刺激し、脳の働きを活性化させます。視覚で料理の彩りを楽しみ、嗅覚で香りを味わい、触覚で食感を感じる。そして、味覚でおいしさを味わいながら聴覚で食事中の音を楽しみ、これらすべてが心と体に活力を与えます。
病院食は、患者のQOL(生活の質)にも関わる要素として重要視されています。つまり、病院食は患者の「また食べたい」「もっと元気になりたい」といった「生きる力」も支えているということです。毎日の「おいしい」で患者の笑顔を引き出すためにも、体にも心にも喜ばれる病院食の提供をしていくことが大切です。
日々進化していく病院食
病院食といえば、「味気ない」「冷たい」「見た目が悪い」といったネガティブなイメージを持たれてしまいがちです。確かに、昔の病院食は栄養価を最優先に作られていたところが多く、味や見た目の良さはそこまで考慮されていなかったかもしれません。
調理技術や衛生管理手法の進化により、食事の安全性と品質を両立させる取り組みが進んでいるとされています。。施設によってはまるでレストランのような食事が提供されたり、かつての病院食のイメージを覆す、味だけでなく見た目にもこだわった病院食が提供されるようになりました。
高齢になってくると、筋力や活動量の低下から嚥下機能も低下する傾向にありますが、食形態も嚥下機能に併せて変更が必要になってきます。ミキサーで細かくすりつぶしたペースト食などは、なめらかにするために食材に水分を加えて作りますが、味が薄くなってしまったり栄養価が下がってしまうといったデメリットもあります。また、見た目や食感も普通食とはだいぶ変わってしまいます。

現在では嚥下機能に配慮しながらも、味わいや栄養価を損なわないレシピや調理方法が開発されており、病院食は患者のニーズに応えるために日々進化しています。
おいしい病院食はナリコマのクックチルで叶えられる
「患者に喜ばれる病院食にしたい!」
「病院食を変えていきたいけれど、人手不足がネック…。」
このようなお悩み、ナリコマが解決のお手伝いをいたします。
ナリコマは主に病院や福祉施設に向けて、完全調理済み食品「クックチル」「ニュークックチル」の二つを提供しています。全国6カ所にあるセントラルキッチンで、厳格な衛生管理のもと最新技術を活用しながら高品質な食事を製造しています。
まずはナリコマの「クックチル」「ニュークックチル」についてご紹介します。
ナリコマのクックチル・ニュークックチルとは
セントラルキッチンで加熱調理されたものを急速冷凍し、製造日から5日間の保存を可能とした完全調理済み食品です。院内で食事前に再加熱するだけなので、少人数や経験の浅いスタッフでも簡単に食事提供を行うことができます。
また、ニュークックチルはクックチル食品を盛り付けまで行い、専用の対応機器内に保存したものです。クックチルと同様、食事前に再加熱を行いますが、ニュークックチルの場合にはすでに盛り付けが完了しているため、さらに作業時間の短縮を叶えます。
ナリコマのおいしい病院食とは
ナリコマが提供する病院食は、「お食事を通じて ご高齢者の皆さまに生きる喜びを」という企業理念に基づき、おいしさと楽しさを追求し、患者一人ひとりに寄り添った食事を届けることを目指しています。その秘密の一つが、先ほどもご紹介したクックチル技術です。調理後、30分以内に急速冷却して鮮度や栄養価、おいしさを最大限に保ち、提供時にはつくりたてのおいしさを味わえます。
さらに、ナリコマでは管理栄養士が毎食の栄養バランスを考慮し、味や見た目にも妥協しません。こだわり抜かれた食材や調味料を使用して、素材本来の風味やおいしさを大切に調理しています。

また、食べる楽しさを味わえるように、彩り豊かで食欲をそそるメニューも特徴の一つです。春にはひなまつり、冬にクリスマスなど季節の行事にちなんだ献立や、地域ごとの特色を活かした郷土料理などを提供しています。職人が一から考えた完全オリジナルレシピの自家製パンは、水分量を増やし、高齢者でも食べやすいよう工夫しています。
身体機能に合わせた4種類の食形態
誰もが安心して食事を楽しめるよう、患者の嚥下能力や咀嚼力に合わせた食形態は下記の4つを用意しています。
- 普通食
- ソフト食
- ミキサー食
- ゼリー食
素材本来の味と香りが感じられるよう、特殊な機械で調理したり、食材に合わせた調理方法で素材のおいしさそのままに提供できるよう工夫しています。
たとえば、ミキサー食は少ない量でも栄養をしっかり摂れるように水や出汁を使っていません。また、食形態が変わっても、献立はすべて同一です。ナリコマのおいしい病院食は、まさに技術と工夫の結晶です。患者の満足度や健康を支えるため、こだわり抜かれた食事を提供します。
ナリコマのクックチルに関する詳しい情報はこちらもご確認ください
ナリコマのクックチルで厨房がまわる。現場が変わる。「安定の給食提供」3つの柱
病院食の未来と入院患者の笑顔も支えるナリコマのクックチル

おいしい病院食は、患者の健康回復を助けるだけでなく、闘病中の精神的な支えになります。私たちは病院食を通じて患者さまが生きる喜びを感じ、笑顔が増えることを願っています。
入院患者さまが安心して治療に専念し、笑顔でいられるためには、病院食の充実が欠かせません。今よりも質の高い病院食の提供をお考えの場合には、ナリコマが全力でサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
これからも進化を続ける病院食の未来に期待するとともに、ナリコマの取り組みが多くの患者とその家族に喜びをもたらすことができるよう、全力で取り組んで参ります。
コストや人員配置の
シミュレーションをしませんか?
導入前から導入後まで常にお客さまに寄り添うナリコマだからこそ、厨房の視察をしたうえでの最適解をご提案。
食材費、人件費、消耗品費などのコストだけでなく、導入後の人員削減について個別でシミュレーションいたします。
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