銀松苑
特別養護老人ホーム「高校卒業すぐの子や、シフトが2時間の方もすぐに戦力になってくれる」とお話しくださったのは、社会福祉法人れんげ福祉会「銀松苑」理事長の藤巻さま。幅広い人材活用のため「人に仕事を付けない」システムとしてナリコマ導入をご検討くださり、将来的にはグローバル人材の活用も視野に入れられています。今回は、ニュークックチルシステムのメリットについてお話しくださいました。
導入の背景
以前、委託にお願いしていた時は現場での調理でした。もちろん、レシピやマニュアルがあっても生身の人間が調理する食材ですから、感情の起伏やそれぞれの調理員さんのスキルでクオリティーに大きなムラがあり、衛生面においても同じ理由で不安がありました。そこで、現場の職員や利用者さんの満足度を考えた結果、ナリコマさんのクックチル導入に踏み切ることに。クックチルの安定性やコストパフォーマンスも導入の要因の一つです。
導入後の効果
ナリコマさん導入時に、現場の職員が前向きに動いてくれたことがスムーズに導入できた要因の一つだと思います。商品の安定性やクオリティーが上がりましたし、日常献立以外にも行事食が充実しました。発注時に貯まるポイントで行事食の発注にかかる費用も相殺できるので、施設におけるイベント開催の負担が減ったことも良い点でした。あとは何と言っても商品の安定性とコストパフォーマンスですね。自前で調理したり、委託に出したりするよりも一日37万食以上を提供するナリコマさんにお願いした方が衛生面でもコストパフォーマンスも良いですから。
同法人の「ケア銀松苑」ではニュークックチルを採用し、再加熱カートとリヒートキャビネットを導入して運用しています。「人に仕事を付けない」という考えからシステムの導入に至りました。現場調理の場合は通常、戦力化まで1〜2年かかりますが、クックチル食材と再加熱機器であれば早くに厨房戦力となってくれます。成長が早ければ結果も出やすく、評価にもつながりやすいため厨房職員さんのモチベーションも高まります。実際に高校卒業したばかりの子も、還暦の方も、一日2時間程度のシフトしか入らない方も、辞めずに頑張ってくれていますね。 戦力化が早く、厨房でのシフトや働き方にも自由度が高いため、人材の確保・定着率は高いのも特徴です。
温める前の冷たい食材を盛り付けて再加熱機器にセッティングするだけと言うシンプルな作業も良いですね。温かい食事が提供できることで、利用者様からのクレームも減りました。
将来に向けて、われわれは厨房・介護現場を含めた人材のグローバル化を考えています。今後、技能実習制度や特定技能実習生の活用でよりレベルの高い人材の確保を法人全体で実施していく予定です。また、栄養管理と厨房と言う観点では、食事提供に関してはナリコマや再加熱カートをしっかり利用した上で、管理栄養士による在宅における栄養管理を行えるように業務のシステム化を進めていきたいと考えています。
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ニュークックチルにより厨房職員がいなくても朝食が提供できるようになりました。調理済みなので、衛生面も安心で業務効率化にもつながっています。介護食もイベント食も好評で残食も少なくなりました。