“人手不足の根本原因”に向き合いたかった——給食業界経験者の転職理由

「この働き方、いつまで続けられるんだろう——」
現場と営業を兼務し、複数拠点を飛び回る日々。休みはほとんど取れず、改善の兆しも見えない。そんな“終わりのない忙しさ”に、限界を感じていた。今回お話を伺ったのは、小倉にあるナリコマ九州工場(九州セントラルキッチン)で働く調理課長・藤本さん。給食業界で現場責任者として走り続けていた彼が「仕組みで現場を変えたい」という想いでナリコマへ転職。わずか5年で課長に昇進し、今も現場の働き方を見直し続けています。
「給食業界の働き方、これでいいのかな?」と感じているあなたにこそ、届いてほしいストーリーです。
◆インタビューに答えてくれた社員
藤本 健太:製造本部 九州工場 調理課 課長/2020年中途入社
“仕組みで業界を変えたい”という想いからナリコマへ転職し、九州工場の立ち上げに参画。2025年に課長へ昇格。現場の空気を読みながら、言葉を選びながら、若手マネジメントに日々奮闘中。
趣味:釣りです。本格的に沖に出て旬の大物を狙っています。ヒラマサ釣りが一番の楽しみです。
仕事のモットー:「2手3手先を読んで動く」ことを常に意識しています。後工程へのつなぎ方の大切さは、工場長からしっかり叩き込まれていて、先を読むことの重要性は身に染みています。たまに読み間違えることもありますが(笑)
給食業界の現場から見えた限界と、ナリコマとの出会い
——前職と転職のきっかけについて教えてください。
高校卒業後は料亭に入りましたが、その後はずっと給食業界。高齢者施設や学校給食の厨房、委託給食などを経験しました。前職では営業と現場を兼務し、施設を安定稼働させては次の立ち上げへ。3~4拠点を同時に見ながら、本当に休みが取れない毎日でした。「落ち着いたら」と言われながら、“永遠に落ち着かない”構造だなと感じていて。そんなときに偶然目にしたのが、ナリコマのセントラルキッチン方式。最初は「うちでも導入できないか」と上司に提案していましたが、社長は「現場で手作り」に強くこだわる方で、難しいだろうなと感じていました。
そんな中で目に飛び込んできたのが、ナリコマのホームページに載っていた「人手不足の根本原因から目を背けていませんか?」という言葉。現場で疲弊していた私には、心に刺さる言葉でした。「ここなら、変えられるかもしれない」そう思ったタイミングで、偶然にも九州工場の新設情報が出ていて「これは運命だ」と感じ、転職を決意しました。
「お前らで考えろ」と任された。だから本気で向き合えた。
——入社前後のギャップはありましたか?
ナリコマ入社時には、すでにセントラルキッチン方式の知識はあり、工場の立ち上げに携わることになり「大変」という印象はなかったですね。やる気に満ち溢れていたので、大変なことすら楽しかったです。工場立ち上げは楽しかったです。この規模の工場スタート現場を任せてもらえるんだ、ということにまず驚きました。当時の課長からは「お前らが作るんやからお前らで考えろ」というスタンスで任せてもらいました。それが大変な部分でもありましたが、同時に、自分たちでつくる工場なんだという当事者意識も芽生えました。
調理課スタッフの1日って?未経験でもイメージできる、ある1日の流れ
——調理課の1日の流れについて教えてください
九州工場では、調理課スタッフが交代制で現場を支え合っています。
ここでは、未経験の方でも働くイメージがしやすいように、「9:00出社〜18:00退社」の一日を例にご紹介します。
※シフトによっては、5:00出社の早番(釜場など)もあります。
◆ 9:00 出社/全体の生産が本格始動
出社後はまず、当日の作業内容や担当工程を確認します。朝から稼働している早番メンバーからの進捗報告を受け取り、スムーズに作業へ合流します。
調理の優先順位や作業手順など、責任者の指示を聞きながら連携して動いていきます。
◆ 12:00 昼休憩(交代制)
生産はお昼も止まらないため、早番から順番に交代で休憩(社員食堂で昼食)に入ります。しっかり休みつつも、現場の流れが止まらないように、交代のタイミングや連携が大切です。
◆ 13:00 翌日仕込みへ切り替え
お昼を過ぎると、当日分の調理が終了し、翌日の仕込み作業がメインになります。
材料の下処理や準備、調味料の計量など、正確さと手際が求められる工程です。
また、月に1〜2回程度、調理課内でのミーティングも実施され、
お申し出への対応や、スタッフからの改善提案なども活発に共有されます。
◆ 16:00 生産・仕込み完了 → 清掃・帳票整理
すべての生産・仕込みが完了したら、厨房内や調理器具の清掃・消毒、作業記録の記入や整理を行います。
最後まで丁寧に締めくくることが、次の日のスムーズなスタートにもつながります。
◆ 18:00 退社
片付けや確認を終えたら退社。
ちなみに私は「給食用特殊専門調理師」という国家資格を持っています。調理学校を出たあとに6年間現場で経験を積んで、自学で取得する必要がある資格です。実技試験もあるので、一定水準の技量や衛生管理意識、スピード感が求められます。高校の先生からも「この資格を目指してる生徒さんは多い」と聞いたことがありますし、資格取得支援も活発に行っているナリコマで九州工場に限ってはこの資格取得を目指す人のサポートもしていけたらと考えています。すでに資格を持っている方にとっても、ナリコマは活躍の場が広がる会社だと思いますよ。
熱さはある。でも、押しつけじゃ伝わらない。
——チームマネジメントで意識していることは?
「うちはギスギスしていない」、それは一見、良いことのようにも聞こえます。でも私は、”本気でぶつかっていない”からじゃないか?”とも感じているんです。意見を持っていても言わない。でも、話を振れば「それいいやん!」というアイデアが返ってくる。だからこそ「じゃあそれ、やってみよう」と背中を押すことが私の役割だと思っています。ただし、熱意をそのまま“ぶつける”のは逆効果。伝え方を工夫しながら、「その気になってもらう」ように心がけています。否定せず、肯定的に導くマネジメントを意識しています。
——課長になった今、どんな思いで仕事をしていますか?
課長には正直、こんなに早くなるとは思っていませんでした。現在35歳ですが、5年で課長昇格というのは製造本部でもかなり早い方ですし、課長が集まる会議では私がほぼ一番若い年齢です。プレッシャーは感じますが、他の人がどうこう言うよりも、まずは自分の部署をちゃんと回せるか、ということのプレッシャーの方が大きいです。評価されたのはおそらく「現場力」と「生産性を高める視点」。特別にコミュニケーション上手というわけではないですが、現場で地道に話す姿を見てくれていたのかなと思っています。子どもの頃から学級委員長タイプで、「やるなら一番を目指す」性格です。だからこそ、「なんでやるのに一番目指さないの?」とつい思ってしまいます(笑)
ナリコマで得たのは「休み」と「収入」、そして「変えられる実感」
——ナリコマでのやりがいや魅力、どんな人が活躍できると思いますか?
率直に言えば、給料がすごく上がったことが嬉しいですね(笑)入社から5年間でここまで変わるとは思っていませんでした。それに休日がしっかりとれるのも大きな魅力です。趣味の釣りもしっかり楽しめてます。あとはもともと給食業界が好きということもありますが、ナリコマは「業界をこれから変えていける」会社。黙々とやる人が多い中で、ちょっと熱っくるしい人間が入ると、いい化学反応が起きるかもしれません(笑)
求職者へのメッセージ:「このままでいいのかな?」って思ってる人へ。
——最後に、求職者の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
僕、前の会社では休みもろくになくて、現場と営業を行ったり来たりしながら、ずっと走り続けてました。「こんな働き方、いつまで続くんやろ」って、正直限界でした。そんなときに出会ったのがナリコマで、初めて“仕組みで変えていく給食業界”に希望を持てたんです。工場の立ち上げなんて初めてだったけど、「任せるからやってみろ」って言ってもらえて、夢中で動いてたら、あっという間に5年経ってました。ナリコマは、動けば動くほど、応えてくれる会社です。中途でも、未経験でも関係ない。自分で現場を動かしたい人、自分の「こうしたい!」をカタチにしたい人、そういう人には、ここはめちゃくちゃ合うと思います。
編集後記(九州エリア採用担当より)
藤本課長の話を聞いて、「最初からすごかった人」っていうより、現場でちゃんと見られて、任されて、成長していった人なんだなって思いました。「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」って自分で考えて、実際にやってみて、それが評価される。ナリコマってそういう会社なんだなぁって、改めて感じました。“現場を動かしたい人”には、本当にピッタリの場所だと思います。この記事が、そんな一歩を踏み出すきっかけになったら嬉しいです!
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関連リンク
(製造本部のインタビュー記事はこちら)







