千手堂病院
慢性期・精神科病院今回は、病床数50床の医療法人慶睦会 千手堂病院さまにてインタビューを行いました。ご協力いただいたのは、事務長の浜田秀俊さまと管理栄養士の小川千尋さまです。ナリコマのクックチルを導入されたのは病院が移転するタイミング。食事の品質が安定したほか、コストや採用・人材育成の部分でもさまざまな効果があったそうです。職種が異なるお二人それぞれの視点で、詳しいお話を聞かせてくださいました。
導入の背景
浜田さま:
一番大きなきっかけは病院の移転です。以前の委託給食では「どうしたら設定されたコスト目標を達成できるのか?」という話が出ていたと思います。コスト面を考えると、新しい病院で続けるのは難しい。結局、事業全体を見直していく中で、給食は直営化の方向でまとまりました。
調理方式についてはいろいろとご提案いただいた上で、最終的にクックチルにたどり着いたという流れです。当時は職員や患者さんに向けて「食事が食べられることが大事」というブランディングをしたいという想いもあり、食事が楽しめるような「顧客満足度の高いおいしさ」も大切にしたいと考えていました。
選んだ理由
浜田さま:
ナリコマさんのクックチルを選んだ理由は、試食会で「おいしい」という意見が多かったからですね。移転を機に立ち上げたプロジェクトの中で話が進んだため、理事長や院長などの役職者が決定権を持っていたわけでもなくて。そういった意味では、プロジェクトに参加した職員全員で決めることができたと思います。
導入後の効果
浜田さま:
ナリコマさんのシステムは特別なスキルが必要だったり、時間に追われたりすることがないため、ある一定の人たちは業務に慣れたら定着してくれます。おかげで、採用のコストはかなり落ち着きました。また、近隣の高齢者や主婦の方が徒歩・自転車通勤をしてくれたら地域貢献になりますし、病院のブランディングにもつながりますよね。
採用時に少し工夫したのは、職員としての立場を設けたこと。担当するのは厨房業務ですが、病院職員としての規則に従っていただき、忘年会などの行事にも参加していただきます。ほかの職員もいる多目的室で定例会議や打ち合わせを行ったり、委員会活動や地域活動に出てもらったりすることもありますね。直営だからこそこうした取り組みができますし、帰属意識も向上したと感じています。実際、厨房職員が業務の改善提案をしてくれるようになりました。自主的に動けるチームを作れたことは、とても大きな効果だと思います。
新病院が12月1日に開院だったので年末年始を乗り切れるかどうか不安でしたが、ナリコマさんが人員を補填してくれました。コストがかかったとしても、一番大きな山場を乗り越えることができて、本当に助かりましたね。
小川さま:
ミキサー食やソフト食など、介護食の品質が調理者によって変わることは、院内調理における大きな悩みだと思います。クックチルは、味やかたさ、物性が均一化されるので 、安心・安全な食事を提供できるようになったことには大きな意味があります。主食は当院で準備していますが、ごはんの水分量などは導入当初にいただいたアドバイスを元に、少しずつ変化を加えながら安定に至りました。
循環器内科がある当院の治療食は、塩分制限が特に重要です。基本的には量目調整で塩分が6グラム以下になるようにしていますが、ナリコマさんは普通食でも7グラムあるかどうかというところなので、展開しやすいと感じています。
また、困ったときに相談すると、具体的な内容でレスポンスをいただけることもありがたいなと思います。未経験者の入職で現場がうまく回らなかったときは、ナリコマさんが詳細な作業工程表の提案をしてくださり、非常に助かりました。
浜田さま:
管理者としての視点でいうと、多少の人事異動があっても本筋が変わらないことは大きな強みだと思います。新病院を建てる際に気づいたのは、いろいろな事業において、担当者がよく変わってしまうということ。ナリコマさんはサポートしてくださる方の入れ替わりがほとんどなく、当初のコンセプトが維持できました。トラブルが少なかったというのは、とても重要な点だと思いますね。今後やりたいことや変えたいことが出てきたときにも、実現しやすいのではないかと感じています。
小川さま:
厨房の人材不足と疾患・嗜好に関する個別対応については、以前から言われてきたことです。管理栄養士になって10年目ですが、ナリコマさんのような心強いシステムが求められる時代になったと実感しています。導入してみて思ったのは、直営にするとチームのような感覚が生まれて、現場で働く人がより大事にされるということ。離職も少ないですし、結果的には成功したといえますね。クックチルによる直営化は、今後も選択肢の一つとして定着すると思います。
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辰元グループ さま
以前導入していた給食会社の食事評価が良くなかったことから見直しを行い、複数社比較した中で食事の質、アフターフォロー体制に魅力を感じ導入しました。特に人員面のフォロー体制にはいつも助けられています。
淳風会ロングライフホスピタル さま
博愛病院 さま
スタッフの配置人数が半分になり、人手不足が解消されました。誰でも簡単に盛り付けることができ、簡素化につながっています。また、ご担当者様に連絡すると迅速にサポートしてくださるのでとても心強いです。
星光病院 さま
人材不足のため委託を検討しておりましたが、長年勤務してくださった職員に辞めていくことはしたくないためクックチルへの切り替えを選択。アドバイザーのサポートによりスムーズに導入することができました。
医療法人社団共愛会 徳山静養院 さま
委託業者の撤退に伴い給食運営の見直しを余儀なくされました。系列病院で既にナリコマさんの導入実績があり、特に介護食の評判が良かったため導入に至りました。委託からの直営化も手厚くサポートいただきました。
貝塚記念病院 さま
外注からの切り替えです。少ない人員での稼働や朝晩の勤務時間が短縮できることで、働き方改革と大幅なコスト削減につながりました。またメニューが豊富でおいしい食事が安定して提供できることがよかったです。
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