「美味しい」で誰かを笑顔に。元パティシエが工場長として描く“現場が主役”の職場づくり

パティシエとしての経験からスタートし、今では関東工場の舵を取る工場長に。
「食べる人に喜んでほしい」という想いを胸に、変化と挑戦を続ける竹内工場長が語る、ナリコマ関東工場の“今”と“これから”。
若手が活躍する理由、そして「気づく力」が育つ現場の秘密とは――?
◆インタビューに答えてくれた社員
竹内 康宏:製造本部 関東工場 工場長/2013年入社
街のお菓子屋でパティシエとして7年間勤務後、ナリコマへ入社。大阪工場での現場経験を経て、関東工場の立ち上げメンバーに。調理・加工・包装など複数部署を経験した後、中部工場の副工場長を経て、2024年より現職。
趣味:釣りやお菓子・パン作り、休日の料理など、ものづくり系の趣味が多めです。
モットー:「主体的に考え、挑戦する」
目の前の仕事を“自分事”として捉え、どうすればより良くできるかを常に考える。その姿勢が、新しい挑戦や成長につながると信じています。
元パティシエから工場長へ。「美味しい」で人を笑顔にしたいという原点は変わらない
——まず最初に今までのキャリアについて教えてください。
私のキャリアは、まずパティシエとしてお菓子屋さんで働き始めたのがスタートになります。街のお菓子屋さんで7年間、職人として働きました。その後、体を少し壊したことがきっかけで、ナリコマに入社することになりました。最初は大阪工場で、お菓子製造課として和菓子やカップケーキを作る部署からスタートしましたね。
——その後、関東工場にいらっしゃったんですね。
はい。2016年に関東工場立ち上げに参加させていただき、最初は調理、次に加工、そして包装課に異動し、包装課では管理職も経験しました。2022年には中部工場に赴任し、副工場長として介護食についても学びました。そして昨年、2024年に、関東工場に戻ってきて工場長を務めています。
——パティシエになろうと思ったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
兄弟が多かったので、自然と誕生日を祝う機会が多かったのが影響しているかもしれません。お菓子やケーキで人が喜んでくれること、そこに惹かれてお菓子屋で働こうと思ったのがきっかけですね。この「美味しいものを食べてほしい」という思いが、私のキャリアを形成している大きな「コア」だと感じています。食べる人に喜んでもらいたい、今よりさらに美味しくしたい、という思いが根底にありますね。
「厳しい」と自評する工場長が見る、関東工場の“今”
——工場長として、ご自身が周りからどんな風に思われていると思いますか?
「厳しい」と思われているかもしれません。理由をしっかり聞きたいというスタンスなので、一人ひとりのキャリアに応じて伝え方は柔軟に見極めていますが伝えるべきことはしっかり伝えようと心がけているので、もしかしたら嫌われているかもしれません(笑)。話しやすいようには心がけているんですけどね。
——日々、工場長としてどのような意識でお仕事されていますか?大切にされている考え方などがあれば教えてください。
まだ工場長2年目ということもあり模索しながらですが、まずは「現場」を大事にしないといけないと思っています。可能な限り工場の中を巡回し、今の状況を見て知ることを意識しています。事務仕事も多いですが、私の役割は工場全体を見ることなので、巡回していると「何かいつもと違うな」という違和感に気づけるんです。現在の課題、今後の課題をしっかりと知るように取り組んでいます。
——若手社員との向き合い方で心がけていることはありますか?
工場長という立場になると、現場の方から直接話しかけてもらう機会が減るので、巡回しながらこちらから「忙しそうだね、大丈夫?」と声をかけたり、管理職の方を通じて状況を聞いたりするようにしています。若手社員との面談の機会があれば、彼らが今どんな業務や役割を担っているのか、どんな悩みがあるのかを聞くようにしています。
特に意識しているのは「こうあるべきだよね、のような”あるべき論”は言わない」ことです。むしろ、彼らが「仕事についてどのような考えや価値観を持っているのか」を私が吸収するようにしています。それぞれが大事にしていることや仕事に対する捉え方が違うので、新しい価値観に触れている感覚がありますね。
——全社員との面談も実施されていると聞きました。
はい、年に1回、全社員と面談するようにしています。1人あたり45分〜1時間ほどかけて話すので、人数が多いと正直大変ではあるのですが、それでも続けているのには理由があります。中部工場にいた頃、当時の工場長が全社員と面談されていた姿を見て、「自分も見習いたい」と思ったんです。私も真似をして始めてみたのですが、年に一度でも“工場長とじっくり話す時間がある”というのは、現場の皆さんにとっても大切な時間だと感じています。
変化と成長の8年間 関東工場を支える“気づき”の力
——関東工場が立ち上がって8年。工場長から見て関東工場の特徴や雰囲気について教えてください。
特徴としては、まだ8年目で成長途上にあり、変化が多い工場だと感じています。特に20代の若い方が中心となって、新しい取り組みや機械の導入にも積極的に挑戦している雰囲気があります。
——機械の導入について、詳しくお聞かせいただけますか?
工場で作る量が増えているので、例えば包装課では包装機を増設したり、金属探知機を導入したりしています。これは包装課の社員が積極的に検証やテストを重ねて導入に至ったものです。今も仕分けで自動選別機導入に向けて取り組んでいる最中です。こういった点が「変化が多い」という特徴に繋がっていますね。
——この8年間で、ナリコマ全体として変わったなと感じる部分はありますか?
新しい工場やこれまでとは違う生産方式の導入など、「より美味しいお食事を届けたい」という強い思いが根底にありますね。また、研修制度や資格支援制度も大幅に拡充されている点も感じます。「企業は人」という経営層の強い思いがあるからこそ、人への投資に力を入れていると感じますね。
未経験者も安心して活躍できる環境と、管理職に求められる資質
——関東工場で活躍している社員に共通する特徴はありますか?
難しい質問ですが、あえて言うなら「気づく力」が強い人は活躍していると思います。「これってどうなんだろう?」「ここって問題だよね」という気づきから、相談したり実際の行動に移したりしますので。
——未経験の人が入社した場合、安心して取り組めるように、工場として取り組んでいることや注意していることはありますか?
入社されたら、受け入れ教育や基本的なルールをまずお伝えしています。その後、配属先では、まず現場の業務に慣れてもらうため、指導役がつき、1ヶ月経ったタイミングで先輩や上司と面談をしてフォローアップを行っています。また、新しく入社された方の紹介として、自己紹介カードを工場内の廊下に掲示して、皆さんに知ってもらう機会を作っています。「ウェルカム感」を出したいというのを大事にしていますね。
——未経験の人が「ここでつまずく」「しんどい」と感じやすい点はありますか?
最初につまずきやすいのは「立ち仕事」ということですね。慣れない立ち仕事と、部署によって異なる室温(寒い環境や暖かい環境)の変化に、最初はしんどさや疲れを感じるようです。だいたい1ヶ月から2ヶ月くらいで慣れてくる方が多いですね。あとは、「ナリコマ用語」です(笑)。工場内で使っている資材や備品を省略して呼んだりするので、例えば黄色いコンテナを「キーコン」、窓付きの折り畳めるコンテナを「窓コン」と呼んだりします。事前の説明が十分できておらず、戸惑わせてしまうことがありますね。これはもう少し改善しないといけないと感じています。
——働き続けてもらうために、工場として環境面で意識してらっしゃることはありますか?
やはり「安全に働いていただける職場環境」にはすごく注力して取り組んでいます。怪我がないことが根本になければ、従業員の皆さんは安心して働けないと思うからです。これまで転倒災害など様々な課題があった中で、それらがなくなるように取り組んできました。具体的には、滑りやすいグレーチング(排水溝の蓋)を凹凸のあるものに変えたり、水を多く使う床を滑りにくい防滑仕様にしたりしました。冷凍庫の床も滑りやすいのでマットを敷くなど、転倒を未然に防ぐための対策を進めています。月に一度開催している「安全衛生委員会」という会議では、「皆さんから声を上げてもらうことがすごく大事です。仲間から怪我人が出ないように取り組んでいきましょう」と呼びかけています。
求職者へのメッセージ:「美味しかった」を増やしたい。関東工場の魅力と未来
——関東工場を今後どのようにしていきたいと考えてらっしゃいますか?
関東工場は関東・東北エリアと広いエリアを管轄しています。その役割の中で、関東工場の皆さんとともに、より「安全安心で美味しいお食事」を提供し、「ナリコマさんにして良かったよ」と言っていただけるお客様をどんどん増やしていきたいですね。
——最後に、求職者の皆さんに向けて、関東工場として「これだけは伝えておきたい」というメッセージをお願いします。
ナリコマという会社をご存じの方もいれば知らない方も多いと思います。食品工場ではありますが、食品の経験がある・なしに関わらず、未経験の方でも働きやすい職場環境だと思います。面接もどちらかというと「ラフな面接」をしています。応募者の方が懸念していることや心配事があれば、率直に聞いていただけたらと思いますので、気軽に応募していただきたいですね。これからも工場として、会社としても成長していくと思いますので、そういったところに携わっていただいて、一緒に美味しいお食事を作っていければと思います。
編集後記(関東エリア採用担当より)
今回インタビューをしていて何度も感じたのは、竹内工場長の「現場想い」と「人想い」の強さ。ちょっとした違和感にも気づけるように日々巡回したり、社員全員と毎年1対1で面談したり…。そんな工場長の姿勢が、関東工場の“いい空気感”につながってるんだろうなと思いました。
若手がどんどん挑戦できたり、未経験の方でも安心して始められたりするのは、やっぱり現場の土台がしっかりしてるから。少しでも「気になるな」と思った方、ぜひ一度のぞいてみてください!
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関連リンク
(製造本部のインタビュー記事はこちら)






