特別養護老人ホーム 大地
特別養護老人ホーム今回は、特別養護老人ホーム大地さまにてインタビューを行いました。建物内には養護老人ホームとケアハウスも併設されており、現場調理運営ですべての食事を提供してきたそう。全館の統括管理者である濱口さまより、その運営方式が厳しくなったときの状況、そしてナリコマに切り替えたメリットなどを語ってくださいました。
導入の背景
これまでは現場調理運営でやってきましたが、近年は求人を出しても人が集まらず、調理員が足りなくなってきたんです。建物内には特別養護老人ホームと養護老人ホーム、ケアハウスの3施設が入っていて、平均すると毎回170食ほどを作って提供する必要があります。
長年にわたって作り上げた厨房業務を、少ない人数のまま継続していくことは不可能です。厨房業務を全面委託する選択肢もありますが、上手くいかないケースもあります。
今いる調理員の心身の負担を軽減し、彼らが無理なく仕事を続けられ、なおかつ調理未経験者を含む新人職員でも短期間で対応できる調理方式はないものかと考えました。結果的にナリコマさんのクックチルがこの条件を満たすものであったということです。
選んだ理由
最初にナリコマさんを知ったのは、厨房機器メーカーのセミナーに参加したときです。そこで試食して、「これなら提供できるんじゃないか」という話になりました。当時、ほかの業者さんとの比較検討はほとんどしていません。
ナリコマさんは当施設がある九州地方でも導入可能ということで、食事がおいしいだけでなく、災害時の対応を含めた配送システムにも安心感があったんです。また、「人が集まらず今の運営方法ではやっていけない」という状況は、大きな判断材料でした。そういった人手不足の改善も期待し、総合的な判断でナリコマさんにお願いしようと決めました。
最初は栄養士や調理員も不安に感じていたんです。でも、導入に向けて試食会を開いてもらったり、調理について説明してもらったりしながら、少しずつ準備することができました。
導入後の効果
導入当初には、朝早く来ていろいろ教えていただけたのでとても助かりました。導入後も現場の意見や利用者さんの話をこまめに聞き、改善のために尽力してくださっています。
一番の効果は人手不足が大幅に改善され、安心できるようになったことですね。現場調理運営でやっていた最後のほうは、本来13~14名(パート含む)必要なところが10名まで減っていて。運営はかなり厳しかったんです。でも、ナリコマさん導入から1年ほど経つと、同じ10名でも回るようになったので求人を出す必要もなくなりました。現場の職員からは「切り替えてよかった」「もう前には戻りたくない」などの声も上がっています。顔色や表情でわかるくらい改善していますね。
また、休暇の取得を含め、勤務時間帯(勤務シフトや早出時間など)も見直すことができました。
もともと栄養士が調理現場に入っていたこともありましたが、今はそれもほとんどなくなっています。
隙間時間ができたことで、これまで十分に時間が取れていなかった清掃業務も実施することができ、時間外業務がほとんど発生しなくなりました。かなり負担は減っていると思いますね。
それから、ナリコマさんは年間でメニューが決まっています。栄養士が献立を考える必要がなくなったので、時間と心に余裕を持つことができております。
利用者さんや職員も含めたところで考えても、ナリコマさんは大手ですし、総合的な安心感がありますよ。万が一食事が提供できなくなったら、それは大問題です。
その点、ナリコマさんのクックチル運営は誰がやっても同一レベルのお食事を安定して提供することが可能です。
人手不足と向き合った画期的な仕組みだと思っています。
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ニュークックチルにより厨房職員がいなくても朝食が提供できるようになりました。調理済みなので、衛生面も安心で業務効率化にもつながっています。介護食もイベント食も好評で残食も少なくなりました。